ボリューム・ペダルとチューナーが合体！　
アーニーボールのVPJR Tuner

　アーニーボールより、ボリューム・ペダルと高精度デジタル・チューナーを一体化したペダル“VPJR Tuner”が登場した。

　本機のペダル面には視認性に優れた大型のディスプレイが設置されている。このディスプレイはタッチパネルも兼ねており、指でタップすることで「音量のみ」、「チューニングのみ」、「音量＋チューニング」の3つのモードを切り替えることができる。

　「音量＋チューニング」のモードでは、ペダルをヒール・ダウン位置（かかと側を押し切った状態）にすると自動的にチューナーになり、ヒール・ダウン位置から離すとボリューム・ペダルに切り替わる。

　次の写真の左側がボリューム・ペダルとして使用している時の画面で、表示されている数字は音量に応じて1〜10の範囲で変化する。右はチューナーとして使っている時の画面だ。

　チューナーの使用時にタッチパネルの下半分をタップするとピッチ設定画面が表示される。そこでチューナーの基準ピッチ（標準は440Hz）を432Hzから447Hzの範囲で指定することが可能。

　本機の前面には入力、出力、エフェクト・センド、エフェクト・リターン、DC INの端子が装備されている。ほかのエフェクターはセンドとリターンの間か、または出力端子のあとにつなぐことができる。

　筐体はコンパクトかつ頑丈なアルミニウム製。ペダルと内部のボリューム・ポットをつなぐケーブルには、強力で耐久性のあるPVCコーティングされたケブラー・コードが採用されている。

　カラーはホワイト、シルバー、レッド、ブラックの4色。

　ボリューム・ペダルとチューナーがコンパクトに一体化されたこのVPJR Tuner。ペダル・ボードの限られたスペースを有効に使いたい人や、暗いステージ上でのチューニング作業を素早くかつ容易にしたい人には特に役立ちそうだ。
　
　国内発売は2020年10月16日（金）より。