ハート型サウンドホールとカッタウェイを持つゼマイティスの新エレアコ

　ゼマイティスから、エレクトリック・アコースティック・ギターの新モデル“CAF-80HCW”が発売された。

　このCAF-80HCWは、人気のハート型サウンドホールを持つCAF-80Hを基にしているが、ハイ･フレットでの演奏性を考慮し、カッタウェイを採用したモデルとなっている。

　カラーはナチュラルに加え、アンティーク・フィニッシュのデニム・ブラック・トップ、フォレスト・グリーン・トップの全3色。

　ボディのトップには板材の時に真空状態で熱を加えることで余分な水分やミネラルを取り除いたソリッド・スプルース、サイドとバックにはサペリを採用し、狂いの出にくい安定したボディ剛性を実現。湿度や気温などの外部要因でサウンドが変化しやすいアコースティック・ギターにとって、これは大きなアドバンテージだ。

　トップのブレイシングは、サウンドホールの形状やボディのサイズを考慮し、最大限の鳴りを引き出すため、フォワードXブレイシングを採用している。

　ネックはマホガニー、フィンガーボードはローレル。フレット数は20で、14フレット・ジョントとなっている。

　ボディ・サイドには4バンドのEQとクロマティック・チューナー機能を持ったプリアンプを搭載。好みのトーンでアンプなどの外部機器に出力できる。

　ゼマイティスならではの装飾も見ていこう。

　伝統的なハート型のサウンドホールの周りには、ハートとドットが交互に散りばめられている。

　英語で口ひげを意味する「マスターシュ」と命名されたブリッジ。ユニークな形状だ。

　ヘッドストックにはマザー・オブ・パールのダイヤモンド・インレイが輝く。

　付属のギグバッグは大きな前面ポケット付き。ダブル・ショルダー・ストラップによりバックパック・スタイルでの運搬も可能となっている。