ミーシャ・マンソーとPeaveyの共同開発から生まれた小型ヘッド・アンプ ミーシャ・マンソーとPeaveyの共同開発から生まれた小型ヘッド・アンプ

ミーシャ・マンソーとPeaveyの共同開発から生まれた小型ヘッド・アンプ

 Peaveyより先頃発売されたギター用ヘッド・アンプ、“invective MH”(インヴェクティブ ミニヘッド)を紹介しよう。

 本機は米国のプログレッシブ・メタル・バンド、ペリフェリーのギタリストとして活躍するミーシャ・マンソーとPeaveyの共同開発によって生まれたミニ・サイズの20Wアンプ・ヘッドだ。ミーシャとの共同開発によるアンプとしてはすでに2018年に発売されたinvective.120があるが、今回のinvective MHはそのinvective.120のサウンドを継承し、各機能をコンパクトに凝縮したものとなっている。

前面パネル

 チャンネルはクリーンとリードのふたつ。

 クリーン・チャンネルは“Pedal-Friendly Design”というコンセプトのもと、外部ペダルとの相性を考え、癖のないピュアなクリーン・トーンを実現している。

 リード・チャンネルは、Peaveyのアンプの名機である5150、6505を継承したモダンかつ重厚なサウンドが特徴だ。このリード・チャンネルにはGATEとBOOSTのボタンに加え、低音域のサウンドをコントロールするTIGHTボタンも装備されている。

 STANBYとPOWERのスイッチの上にあるのは、真空管(パワー管)の状態をモニタリングするための「T.S.I.」(Tube Status Indication)ランプ。このランプは真空管が正常時に動作している時は青く点灯し、劣化してくると赤く点灯するため、これによって真空管の交換時期を確認することができる。

背面パネル

 背面には20W-5W-1Wのアッテネーター・スイッチがある。これで出力を切り替えることにより、ホールでのライブから自宅練習まで、あらゆる演奏環境に本機を対応させることが可能だ。

 同じく背面にあるMSDI(XLR)出力・USB出力からは、キャビネット&マイキング・シミュレートされた音がアウトプットされる。キャビネットを鳴らさずとも迫力のあるサウンドを録音することができるので、宅録には特に重宝するだろう。

 寸法は35.6(W)×18.5(H)×19.7(D)cmで重量は8kg。この小型軽量なヘッド・アンプからいかなるサウンドが生み出されるかについては、次の動画で確認してほしい。

Peavey
invective MH

【スペック】
出力:20-5-1W(選択可能)
抵抗:8-16Ω(選択可能)
チューブ:プリ/JJ ECC83Sx3 パワー/JJ EL84x2
2チャンネル(CLEAN/LEAD)
GATE/BOOST/TIGHT
重量:8kg
寸法:35.6(W)×18.5(H)×19.7(D)cm
フットスイッチ付属
USBアウトプット
MSDI(Microphone Simulated Direct Interface)搭載
エフェクトループ
ヘッドフォンアウト

<パッケージ内容>
アンプ本体×1
取扱説明書×1
保証書×1(メーカー2年保証)
電源ケーブル×1
フットスイッチ×1

【メーカー希望小売価格】
87,000円(税抜)

【問い合わせ】
逸品館 MI事業部 http://ippinkan-music.jp/