ゲルマニウム・トランジスタと強力なフィルターを持つDEATH BY AUDIOの過激な歪みペダル

　ニューヨークのハンドメイド・ペダル・ブランド、DEATH BY AUDIO（デス・バイ・オーディオ）より、ビンテージ・スタイルのファズ／ディストーション・サウンドを新たな視点で解釈したペダル、“GERMANIUM FILTER”（ゲルマニウム・フィルター）が登場した。国内での出荷は2022年1月27日（木）より開始されている。

　本機はドライブ回路に搭載された希少なロシア製ゲルマニウム・トランジスタとDEATH BY AUDIOならではの過激なフィルターにより、巨大で鋭利、なおかつ幅広いトーンを生み出す歪みペダルだ。

　コントロールは、筐体上部にノブがあるFilterとGainに加え、内部のトリムポットで操作するVolumeの3つ。

　Filter（heavy ↔︎ high）を操作することで、地響きのような低音、焼け付く高音、それらの中間にあるさまざまなトーンを作ることができる。

　Gain（clean ↔︎ dirty）はボリュームの操作に非常にアクティブに反応し、ダーティなブーストから飽和したオーバードライブ、吐き捨てるようなディストーション、そして爆発するファズ・トーンまでをカバーする。

　そして内部のVolumeでペダル全体の音量を設定する。

　本機の公式の紹介文に“アンプ・スピーカーにペンを突き刺すような方たちへのラブレターと言えるペダル”とあるが、これは言い得て妙。また次のデモ動画では、本機のスイッチをオンにした時のサウンドがコミカルな手法で表現されている。

　なおゲルマニウム・トランジスタの特性上、室温が低いと本来のサウンドが出せないが、ビンテージのゲルマニウム・ファズを愛する人はそれも納得のうえで本機を活用するだろう。