スタジオ・レベルの音作りが可能なオプティカル・コンプレッサーがWALRUS AUDIOより登場 スタジオ・レベルの音作りが可能なオプティカル・コンプレッサーがWALRUS AUDIOより登場

スタジオ・レベルの音作りが可能なオプティカル・コンプレッサーがWALRUS AUDIOより登場

 WALRUS AUDIO(ウォルラスオーディオ)より、スタジオ・レベルの音作りとサステインを提供するトゥルー・バイパスのオプティカル・コンプレッサー“Mira”が登場した。国内販売は2022年8月21日(日)より開始されている。

Mira

 本機にはスタジオ用機器に通常見られる豊富なコントロールが搭載されている。これらを調整することで、気持ちよく伸びるサステイン、スムーズなアタックとリリースを備えた温かみのあるアナログ・オプティカル・コンプレッションが提供される。

フロント・パネル上のコントロール

コントロール・ノブ
  • threshold:コンプレッサーが作動し始める音量ポイントを設定。コンプレッションの強弱を調節する。
  • ratio:コンプレッサーのレシオ、または信号がスレッショルドを超えたあとに発生するボリュームの減少量を設定。信号が設定されたスレッショルドを超えた時にコンプレッサーがどのように応答するかを微調整できる。
  • make-up:コンプレッサーによって失われたボリュームを補うことができる。
  • level:全体的な音量を設定。
  • attack:初期応答、または信号がスレッショルドを超えたあとのコンプレッサーの効き方を調整。ギターのアタックを即座にコンプレスしたい場合は、より速いアタック・タイムに、原音のアタック感を出したい場合は、より遅いアタック・タイムに設定する。
  • release:信号がスレッショルドを下回った時にコンプレッサーのリリース・レスポンス(リリース・タイム)を調整。 サステインを制御することができる。
  • blend:ドライ信号とミックスされるコンプレス信号の量を調節。両方の信号をミックスすることで、サステインを高めながら音の明瞭さを維持できる。

サイド・パネルのスイッチ

sidechain HPFスイッチ

sidechain HPF(ハイパスフィルター):低音の周波数(120Hz以下)がより高い周波数と同様にコンプレスされるのを防ぎたい時にこれを使用する。 これにより、低音にコンプレッサーがかかり過ぎるのを防ぐことが可能。そして低音の振幅はより大きくなり、その上コンプレッサーが演奏に反応しないようにすることができる。また、このフィルターは微調整されており、ベース・ギターのように低音が豊かな楽器を演奏したり、ギターの低域のダイナミクスを残したい場合に最も役に立つ。

 各コントロールを使った音作りの例は、次の動画で確認してほしい。

WALRUS AUDIO
Mira Optical Compressor

【スペック】
電源:9VDC センターマイナス(アダプター専用)200mA minimum
SIZE:6.7cm(W)× 5.8(H)×12.6(D)cm
WEIGHT:295g
トゥルーバイパス

【価格】
39,600円(税込)

【問い合わせ】
パール楽器製造 TEL:047-484-9111 https://pearl-music.co.jp/walrusaudio/