ポーランド出身のアコースティック・ギタリスト／コンポーザー／プロデューサーのMARCIN （マルシン）ことMarcin Patrzalekのシグネチャー・ギター“MRC10-NT”が、アイバニーズより発売された。
本モデルは、MARCINが愛用していたアイバニーズのエレクトリック・アコースティック・ギターのAEシリーズを元にしているが、彼のパーカッシブかつエネルギッシュな演奏スタイルに合わせ、特別な仕様を持ったモデルに仕上げられている。
まず、ボディ・タッピングを多用するMARCINの奏法にサウンドと強度の両面で対応するため、アイバニーズ・オリジナルのX-Mブレーシングの6弦側サウンドホール付近を強化。これにより豊かなパーム・サウンドを獲得している。
ボディ・トップの1弦側カッタウェイ付近には、ソリッド・シトカスプルース製のスクラッチ・パッドを装備。このパッドをスクラッチやタッピングに使うことで、ボディのほかの部分とはまた異なる風味のサウンドが得られ、パーカッシブな演奏にさらにユニークな味つけをすることができる。
ピックアップは、ロー・ノイズかつ高レスポンスを特徴とするフィッシュマンのRare Earth Mic Blend Activeサウンドホール・ピックアップを搭載。ネオジム・マグネット・ピックアップとマイクのブレンドにより、ナチュラルなアコースティック・ギターのトーンを得ることができる。
またサウンドホール周りのロゼッタは、このモデルのために特別にデザインされたものだ。
ボディ材には、レンジが広く煌びやかな高音域と豊かな低音域を特徴とするシトカ・スプルース単板（トップ）と、バランスの良いトーンと中音域特性に富むパーフェロー（サイド＆バック）を採用。
マシンヘッドは、安定した動作とスタビリティで定評のあるGotoh SGS510Zを搭載。
写真で見られる指板のインレイの形状も、本モデル専用のものになっている。
さらにマカッサル ･エボニー材の指板とブリッジ、牛骨のナットとサドル、赤いドット柄のブリッジ・ピンも本モデルの特徴の1つだ。
次の2本の動画では、MARCINが本モデルを使い、しかもIchikaと2人で白熱のギター・バトルを展開している。ギターの特徴がわかるのはもちろんだが、両者のプレイを存分に楽しむことができるので、ぜひ見てみよう。
Ibanez
MARCIN Signature Model “MRC10-NT”
【スペック】
Body Shape: AE body
Top: Solid Sitka Spruce top
Back & Sides: Pau Ferro back & sides
Bracing: X-M Bracing with a reinforcing wood plate for body tapping
Neck: Nyatoh neck (satin finish)
Fretboard: Macassar Ebony fretboard
Bridge: Macassar Ebony bridge
Soundhole Rosette: Specially designed Wooden and Mother Of Pearl rosette
Inlay: Specially designed Mother Of Pearl inlay
Tuning Machine: Gotoh® Chrome SGS510Z tuners (18:1 gear ratio)
Nut Material: Bone nut
Saddle Material: Compensated Bone saddle
Bridge Pins: Ibanez Advantage Bridge pins with Red dot
Strings: D’Addario® XTAPB1253 strings
Tuning: 1E,2B,3G,4D,5A,6E
Pickup: Fishman® Rare Earth Mic Blend Active Soundhole pickup
Preamp: Fishman® Rare Earth Mic Blend Active Soundhole Pickup preamp
Output jack: 1/4″ Endpin Jack
Case/Bag: Gig bag included
【価格】
242,000円（税込）
【問い合わせ】
星野楽器販売 TEL：0561-89-6900 http://www.ibanez.co.jp
