ディアンジェリコのPremierシリーズに、Bedford、DC、SSの新製品が仲間入り

　ディアンジェリコのPremierシリーズに、新製品としてPremier Bedford、Premier DC、Premier SSの3モデルが加わった。

　各モデルの特徴とカラー・バリエーションを紹介しよう。

Premier Bedford

　Premier Bedfordは、13.25インチ（336.55mm）幅のオリジナル・オフセット・シェイプのボディを持つソリッド・ギターで、スケール長は24.75インチ。

　ボディはグロス・フィニッシュで、カラーはSky Blue（スカイ・ブルー）、Black Flake（ブラック・フレーク）、Oxblood（オックスブラッド）の3種類。ボディ・カラーに合わせ、ピックガードも色と柄が異なるものが使われている。

　材はボディがセレクト・ハードウッドで、ネックがメイプル、指板がオバンコール。ネック・フィニッシュはサテン。

　ネック・ジョイントは独自のヒールレス設計で、スルー・ネックのようにボディの奥深くまでネックを到達させることで接着面積を広く取り、ハイ・フレットでの演奏性と強度を併せ持たせたものになっている。これは“セット・スルー”ネック・ジョイントと呼ばれている。

　ピックアップはセイモア・ダンカン・デザインのクリーム・カバードP90-1シングルコイルを2基搭載。

　コントロールは1ボリューム、1トーン、3ウェイ・ピックアップ・セレクター。

　マシンヘッドは階段状のボタンを持つグローバー109スーパー・ロトマティック。テイルピースは6ポイント・トレモロ。これらのハードウェアはクロームで統一されている。

Premier DC

　Premier DCは、16インチ（406.4mm）幅、1.75インチ（44.45mm）厚のオリジナル・ダブル・カッタウェイ・シェイプのボディとセンター・ブロック構造を持ったセミホロウ・ギターで、スケール長は24.75インチ。

　ボディはグロス・フィニッシュで、カラーはSky Blue（スカイ・ブルー）、Ocean Turquoise（オーシャン・ターコイズ）、Black Flake（ブラック・フレーク）、Fiesta Red（フィエスタ・レッド）、Champagne（シャンペーン）の全5種類。

　材はボディとネックが共にメイプルで、指板はオバンコール。ネック・フィニッシュはグロスで、ネック・ジョイントはセット・ネック方式。

　ピックアップは、セイモア・ダンカン・デザインでメタル・カバードのHB-102NハムバッカーとHB-101Bハムバッカーが各1基搭載されている。

　コントロールは2ボリューム、2トーン、3ウェイ・ピックアップ・セレクター。

　マシンヘッドは階段状のボタンを持つロトマティック・タイプ。ブリッジとテイルピースはチューンOマティックとストップバー・テイルピースの組み合わせ。これらのハードウェアはクロームで統一されている。

Premier SS

　Premier SSは、オリジナルの15インチ（381mm）幅、1.75インチ（44.45mm）厚のシングル・カッタウェイ・シェイプにセンター・ブロック構造を持ったセミホロウ・ギターで、スケール長は25インチ。

　カラーはSky Blue（スカイブルー）とBlack Flake（ブラック・フレーク）の2種類。その他のスペックはPremier DCと同様だ。

3モデルに共通する特徴

　以上の3つのモデルに共通する特徴としては、次のものが挙げられる。

• ディアンジェリコの伝統を継承した特徴的なヘッドストック・デザイン
• 1930年頃のニューヨークの摩天楼にインスパイアされたトラスロッド・カバーのデザイン
• ヘッド側で調整するデュアル・アクションのトラスロッド
• ホワイト・パーロイドのブロック・ポジション・マーカー
• ディアンジェリコらしさを感じるオリジナル形状のピックガード
• ヘッドストック、ネック、ボディ（Premier Bedfordは除く）で見られるバインディングによる装飾

　なお、ディアンジェリコにはDeluxe、Excel、Premierの3つのシリーズがあるが、その中で最も入手しやすい価格帯のモデルがPremierシリーズに取り揃えられている。先日紹介したホロウ・ボディ・ギターのPremier EXL-1も同シリーズの一員だ。

　これらPremierシリーズのラインナップの中から、“マイ・ファースト・ディアンジェリコ”となる1本を選んでみてはいかがだろうか。

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