トーン・キングよりコンボ・アンプ“Imperial MK II”が登場 ビンテージ・アンプの2つのトーンを1台に トーン・キングよりコンボ・アンプ“Imperial MK II”が登場 ビンテージ・アンプの2つのトーンを1台に

トーン・キングよりコンボ・アンプ“Imperial MK II”が登場 ビンテージ・アンプの2つのトーンを1台に

 アメリカのブティック・ギター・アンプ・ブランドであるトーン・キング(Tone King)より、オール・チューブ・コンボ・アンプの新製品として“Imperial MK II”が登場した。

 このImperial MK IIは、トーン・キングが創設された1993年に発売されたImperialのアップデート版だ。

 往年のアメリカン・アンプを象徴する2つの異なるサウンドを、リードとリズムの2つのチャンネルに取り入れたうえ、真空管駆動のスプリング・リバーブとトレモロをも搭載したアンプとなっている。

 真空管はプリ・アンプに12AX7が3本、パワー・アンプに6V6が2本、リバーブ用に12AX7と12AT7が各1本使われている。

 カラーはターコイズ、クリーム、ブラウン/ベージュ、ブラックの4種類。

ターコイズ
ターコイズ
クリーム
クリーム
ブラウン/ベージュ
ブラウン/ベージュ

ブラック
ブラック

 リズム・チャンネルは1960年代半ば、リード・チャンネルは1950年代をそれぞれ代表するアメリカン・ビンテージ・アンプのトーンを持ち、この2つの異なるボイシングにより、1台で幅広いサウンドを作り出すことができる。

 またリード・チャンネルに装備された独自のトーン・シェイピング回路であるMID-BITEコントロールは、中音域を中心に全体のトーンを整えながらドライブの量を変化させる役割を持つ。

フロント・パネル
フロント・パネル

 キャビネットはオープン・バック構造。

キャビネット

 このキャビネットに12インチのエミネンス・カスタム・スピーカーを搭載することで、20W(RMS)出力ながら、大きなステージでも使用できるパワフルなサウンドを実現している。

スピーカー

 リア・パネルに装備されたIronman IIアッテネーターは6段階の調整が可能で、音質は変えずに音量を-36dBまで下げることができる。この機能は音量を抑えたい自宅練習などに便利だ。

アッテネーター

 付属のフットスイッチでは、チャンネルの切り替えとトレモロのオン/オフの操作が可能だ。

フットスイッチ

 以上がImperial MK IIのおもな特徴だ。

 なお、トーン・キングのアンプに興味を持った人は、Imperial MK IIに先立って国内販売が開始されたFalcon GrandeGremlinもチェックしてみてほしい。

Tone King
Imperial MK II

【スペック】
出力(RMS):20W@8Ω(RMS)
出力(Peak):28W@8Ω(Peak), 16W@16Ω(Peak)
プリ真空管:12AX7 × 4, 12AT7 ×1
パワー真空管:6V6 × 2
整流管:5AR4 × 1
フロント・パネル・コントロール:Channel Selector Switch(Lead/Rhythm), Reverb [Lead Channel] Volume Control, Tone Control, Mid-Bite [Rhytm Channel] Volume, Treble, Bass [Tremolo] Speed, Depth
リア・パネル・コントロール:Attenuation Control (0dB, -3dB, -9dB, -15dB, -24dB, -36dB), Power Switch, Mode Switch (Operate/Standby), Rhythm Channel Switch (Bypass/Enable), HF Comp Switch (Max/Nomal)
対応電源:100VAC, 50/60Hz
搭載スピーカー:エミネンス製カスタム・デザイン’33’(12インチ/セラミック・マグネット・スピーカー/30W/8Ω)
入出力端子:Instrument Input, Footswitch, Speaker Out (8Ωor16Ω) ※内蔵スピーカー兼用
外形寸法:H505 × W575 × D270mm(突起物含む)
重量:約19.0kg

【価格】
オープンプライス

【問い合わせ】
神田商会 https://www.kandashokai.co.jp

Tag:
Tone King