Taylorよりオール・ウォルナット仕様のギター4モデルが登場

　Taylor Guitars（テイラー・ギターズ）のAcademy（アカデミー）とBig Baby（ビッグ・ベイビー）の両シリーズに、ボディのトップ材にソリッド・ウォルナット、サイドとバックにレイヤード・ウォルナットを使ったオール・ウォルナット仕様のモデルが加わった。

　ラインナップはAcademy 22e、Academy 20e、Big Baby Taylor Walnut、Big Baby-e Taylor Walnutの4モデル。

　ウォルナットはマホガニーやハワイアン・コアなどのハードウッドに匹敵する密度と硬度を持つ木材で、密度の高い木材特有の圧縮効果により、ギターのアタック音を滑らかにし、バランスの良いサウンドを生む。

　今回登場した4つのモデルは、ウォルナット・トップならではのビジュアルとともに、暖かくパンチのあるトーンも魅力だ。

Academy 22e／Academy 20e

　Academyは、“ビギナーが途中でギターをやめてしまわないよう、ストレスなく楽しく弾いてもらえる理想のフルサイズ・ギター”として開発されたシリーズだ。

　上位モデルと同じテイラー・ネック構造や、細身で握りやすい1-11/16インチのナット幅、ほどよいテンション感を持つ24-7/8インチのショート・スケールなどを特徴とするほか、ボディのアームレストで右肘のストレスを軽減するなど、ビギナーにとって大切な“弾きやすさ”が追求されている。

　そのシリーズに今回加わったAcademy 22eとAcademy 20eは共にES-Bピックアップを搭載したエレクトリック・アコースティック・ギターで、ボディの形状はAcademy 22eがグランド・コンサート、Academy 20eはドレッドノートとなっている。

Big Baby Taylor Walnut／Big Baby-e Taylor Walnut

　Big Babyシリーズのギターは、標準サイズのドレッドノートより半インチほど薄く、ボディもわずかに小さいサイズになっている。またBig Babyシリーズの兄弟であるBabyシリーズのスケール長が22-3/4インチであるのに対し、こちらはフルサイズの25-1/2インチを確保している。

　そして従来のBig Babyシリーズのボディ・トップはシトカ・スプルースだったが、今回登場した2モデルにはトップ、バック、サイドのすべてにウォルナットが使われている。またBig Baby Taylor Walnutはアコースティック・ギターで、Big Baby-e Taylor WalnutはES-Bピックアップを搭載したエレクトリック・アコースティック・ギターとなっている。