ジミ・ヘンドリックスに敬意を表したジム・ダンロップのペダル・シリーズのデザインが一新

　JHMS1には、ジミのキャリアを語るうえで欠かすことのできない2つのファズ・フェイスのサウンドが収められている。

　1つはジミがキャリアの初期に使ったゲルマニウム・トランジスタを搭載したモデルで、もう1つは後期に使用したシリコン・トランジスタを搭載したもの。サウンドは、前者が温かく滑らかなサチュレーション、後者はアグレッシブなクランチを特徴とする。

　この2つのサウンドは、本体の2つのノブの上側にあるスイッチで切り替えることができる。

　またフットスイッチの近くにあるスイッチはトゥルー・バイパスとバッファード・バイパスを切り替えるためのものだ。ワウ・ペダルを使用する際はバッファード・バイパスを選択することで極端なサウンドの変化を防ぐことができる。

　JHMS2はオリジナルのオクタヴィオの回路をもとに、現代的なアップデートを施したものとなっている。

　本体上部のスイッチで、ファズ・モードとアッパー・オクターブ・ファズ・モードを切り替えることが可能。

　ファズ・モードではシリコン・トランジスタによる攻撃的で荒々しいサウンドが得られ、アッパー・オクターブ・ファズ・モードでは「One Rainy Wish」や「Purple Haze」などで聴くことのできるクラシカルなオクターブ・ファズ・サウンドを得ることができる。

　JHMS3は1969年〜1970年のビンテージ・ユニットと同等のサウンドを再現したもので、ジミの名盤『Band Of Gypsys』で聴ける“水中サウンド”と言われる独特な揺らぎのコーラス／ロータリー・スピーカー・サウンドを得ることができる。

　本体上部のスイッチはコーラス・モードとビブラート・モードを切り替えるためのもの。ビブラート・モードを選ぶと、分厚いうねりのビブラート・サウンドに切り替わる。

　JHMS4はジミの名盤『Band Of Gypsys』のアルバムで聴けるファズ・フェイスのサウンドを忠実に再現したペダルだ。

　シリコン・トランジスタ特有の攻撃的で噛みつくようなファズ・サウンドから、ギターのボリューム・コントロールに追従するクリーン・トーンへの変化など、バンド・オブ・ジプシーズ時代のジミのパフォーマンスを支えたファズ・フェイスのサウンドを本機で手に入れることができる。

　TONEノブでサウンドの微調整も可能だ。