BOSSより、本格的なギター・アンプ・サウンドを体感できる、完全ワイヤレスのデスクトップ・アンプ“KATANA-AIR EX”が登場 BOSSより、本格的なギター・アンプ・サウンドを体感できる、完全ワイヤレスのデスクトップ・アンプ“KATANA-AIR EX”が登場

BOSSより、本格的なギター・アンプ・サウンドを体感できる、完全ワイヤレスのデスクトップ・アンプ“KATANA-AIR EX”が登場

 ローランド株式会社は、低レイテンシーを実現した同社のワイヤレス技術と、アンプとしての高いクオリティを融合させた完全ワイヤレスのギター・アンプ“KATANA-AIR EX”を、2023年10月14日(土)にBOSSブランドより発売することを発表した。

KATANA-AIR EXのフロント・パネル
KATANA-AIR EXのフロント・パネル

 今回発表されたKATANA-AIR EXは、2018年に登場したKATANA-AIRの上位モデルにあたる。

 独自開発のワイヤレス・システムによる利便性はそのままに、サウンド面で大幅なアップグレードが施され、本格的なギター・アンプ・サウンドを体感できるのが大きな特徴だ。

KATANA-AIRとKATANA-AIR EX
KATANA-AIR(左)とKATANA-AIR EX

 本機には、より口径の大きい5インチのカスタム・スピーカー2基と、バスレフポートを備えた木製キャビネットが採用されている。これらにより、上質なサウンドに加え、プレイヤーのタッチに対してダイナミックに反応するレスポンスを実現。

 さらにiOSやAndroid端末とのBluetooth接続により、ワイヤレスでのオーディオ再生や、専用アプリでの音作り、YouTubeコンテンツと連動した練習を行うことが可能。楽しくスキルを磨きたいギタリストに最適なアンプとなっている。

 おもな特徴は次のとおり。

  • 完全ワイヤレス対応でわずらわしいセッティングをすることなく、いつでも快適に演奏可能。
  • 2基の5インチ・カスタム・スピーカーと木製キャビネットにより、余裕のあるサウンドとダイナミックなレスポンスを実現。
  • 「KATANA」アンプ・シリーズ譲りの高品位なアンプ・タイプと豊富なエフェクトにより、こだわりのサウンド・メイクが可能。
  • 専用スマートフォン・アプリは音色エディットだけでなく、練習をさらに楽しくするセッション機能も搭載。

 以下は詳細となる。

表現力豊かなギター・アンプのトーンとレスポンス

 KATANA-AIR EXには、ダイナミックなサウンドと本格的なトーン・スタック回路を備えた5つのアンプ・タイプ(BROWN、LEAD、CRUNCH、CLEAN、 ACOUSTIC/BASS)が搭載されている。

 理想のハイゲイン・サウンドを生み出す「BROWN」や、透き通った「CLEAN」など、さまざまな音楽スタイルにおいて表現力のあるサウンドを得ることが可能。

 またフラットな特性の「ACOUSTIC/BASS」では、色付けのないナチュラルなエレクトリック・アコースティック・ギターのサウンドや、パンチのあるベース・サウンドを得ることができる。

 さらにバスレフポートを備えた木製キャビネットと、5インチ(12cm)のカスタム・スピーカー×2基の採用により、ステージ・アンプのようなサウンドとレスポンスを実現。キャビネット内の空気の流れをバスレフポートでコントロールすることで、引き締まった低音を実現しており、ハイゲインなディストーション・サウンドはもちろんのこと、ベースにも使えるアンプになっている。

快適な演奏環境を提供する独自開発のワイヤレス・テクノロジー

 KATANA-AIR EXには、安定した接続と低レイテンシーを実現した独自開発によるワイヤレス・テクノロジーが搭載されており、同梱されたトランスミッターをギターに接続するだけで、すぐに演奏を始めることができる。

KATANA-AIR EXとトランスミッター
KATANA-AIR EXとトランスミッター(右)
エレクトリック・ギターでの使用イメージ
エレクトリック・ギターでの使用イメージ

 アンプとトランスミッターのペアリングは、トランスミッターをアンプ本体の充電用「ドック」に差し込むだけで完了する。最も安定した回線が自動的に選択されるため、複雑な操作は不要だ。

 このトランスミッターは、1回の充電で最大12時間の連続使用が可能。さらに、入力信号がない状態で一定時間が経過すると、自動的にスタンバイ・モードに移行するため、電力の消費を抑えることができる。演奏を再度始めたときは、ギターに装着されたトランスミッターの振動をKATANA-AIR EXが感知し、電源が自動的にONになる。

さまざまなシチュエーションに対応する高い汎用性

 KATANA-AIR EXはステレオのLINE OUT端子を備えており、ミキサーなどの音響機器に接続することが可能。

KATANA-AIR EXのフロント・パネル
KATANA-AIR EXのフロント・パネル。端子は左からLINE OUT、AUX IN、DC IN、USB。

 このLINE OUT端子からは、スピーカー・シミュレーターを経由した信号が出力されるため、PAシステムなどとの組み合わせにより、臨場感のあるギター・アンプのサウンドを大音量で鳴らすことができる。

 また、オーディオ・インターフェイス機能を備えたUSB端子も装備しており、DAWソフトウエアへの出力も可能。

 大きな音が出せない環境では、トップ・パネルにあるPHONE端子にヘッドホンを接続することで、ダイナミックなアンプ・サウンドを楽しむこともできる。

 加えて、オーディオ再生もフルレンジで行うことが可能なため、高品位なBluetoothスピーカーとして利用することも可能。

 さらにKATANA-AIR EXは電池駆動(※)にも対応しているので、電源の確保が難しい環境でも使用可能だ。

※アルカリ電池(単3形)×8本、またはオプションの充電式バッテリー「Roland BTY-NIMH/A」を使用。

バッテリー格納部
バッテリー格納部

スマートフォンとの接続で広がるアプリケーション

 KATANA-AIR EXの専用アプリであるBOSS TONE STUDIO for KATANA-AIR(iOS/Android対応)には、音色のエディットに加え、練習に役立つ多くの機能が搭載されている。YouTubeのソングリストの作成や、動画のリピート再生ポイントの指定、再生速度の変更などを設定することもできる。

 また、モバイル端末とBluetooth接続を行うことで、より緻密な音色のエディットを行うことができ、オンライン・プラットホームの「BOSS TONE EXCHANGE」を経由して、ユーザー同士で音色の共有を行うこともできる。

スマートフォンとの連携イメージ
スマートフォンとの連携イメージ

 なお、本製品の発売日は10月14日(土)だが、一部の楽器店ではすでに予約の受付が開始されている。気になる人はデジマートをチェックしてみよう。

BOSS
KATANA-AIR EX

【スペック】
●外形寸法:414(幅)×192(奥行)×236(高さ)mm
●質量:5.6kg ※バッテリー除く

【価格】
オープンプライス

【問い合わせ】
ローランドお客様相談センター TEL:050-3101-2555 https://www.boss.info/jp/

Tag:
BOSS