グレコより、スタイリッシュなデザインに先進性を加えた日本製ギター“WS-ADV-G”が全8カラーで登場

　グレコより、エレクトリック・ギターの新製品“WS-ADV-G”が全8カラーで登場した。販売は2023年10月11日（水）より開始されている。

　グレコが2015年にリリースしたWS-STDは、操作性・演奏性の向上と、ボディ・フォルムやネック・グリップの再検証を経たスタイリッシュなデザイン、クラスを超えた品質とサウンドによって、発売以来、ユーザーから大好評を得てきた。

　今回登場したWS-ADV-Gは、そのWS-STDを前身としつつ、ワンランク上を目指すプレイヤーに向け、先進性を加えて開発されたモデルだ。

　カラー・バリエーションは、Black（BLK）、Dark Green（DKGR）、Dark Metallic Blue（DKMB）、Light Pink（LPK）、Metallic Red（MRD）、Sky Blue（SBL）、Sunburst（SB)、White（WH）の8種類。

　またWS-ADV-Gは“日本製”にこだわったモデルでもあり、木加工、組み込み、塗装、仕上げ、セットアップのすべての工程が日本で行なわれている。

　さらにピックアップやトレモロ・ブリッジなどのハードウェアに加え、ピックガードやコントロール・ノブなども、日本製を中心に、信頼のあるものだけを可能な限り積極的に採用している。

　では各パーツの特徴を紹介しよう。

ボディ

　フラットな音響特性を備えるバスウッド材を用いたボディの厚さは、身体にフィットするスリムな42mm。

　加えて、万人向けの扱いやすさを考慮し、コンパクトさとシャープなエッジが共存した美しい曲線でデザインされている。

ネック

　メイプルのネックは、スムースなフィンガリングを目指した薄めのグリップに仕上げられている。

　ナットの幅が40mmのナロー・ネックであることも特徴の1つ。

指板

　指板はローズウッドで、648mmのロング・スケールと22本のミディアム・フレットを採用。

ジョイント

　ネックとボディのジョイントには4点止めのボルトオン方式が採用され、ハイ・フレットでの演奏性を高めるヒールカットも施されている。

ピックアップ

　ピックアップは、それぞれのマウント位置に合わせて出力バランスを調整した日本製のシングルコイル・ピックアップを3基搭載。

　このピックアップには、アルニコ・マグネットの中でも出力が高めなアルニコ5が使用されている。

　さらにミドル・ピックアップは、逆巻きコイル／逆磁極を採用した逆位相になっている。

　サウンドは、シングルコイルらしい透き通るようなクリーン・トーンから、小気味良いクランチ・サウンド、さらにはヘヴィなドライヴ・サウンドにまで対応し、幅広く心地よい音作りができる。

コントロール

　ボリュームとトーンのコントロールには10%オーディオ・テーパーのCTS社製ポットが採用されており、スピーディーな操作が可能。

　また、5ウェイのピックアップ・セレクターにより、多様なサウンド・メイキングが可能で、様々な音楽ジャンルやプレイ・スタイルに対応する。

トレモロ

　トレモロ・ブリッジには、スムーズなアクションでアーミングが行なえる2点支持式を採用。

マシンヘッド

　マシンヘッドは、精度と耐久性を備えたADV-SG115を搭載。

ブランド・ロゴ

　ヘッドストックのブランド・ロゴの色には、グレコの長い歴史の中でも初となるレッドが採用されている。

　この色はグレコのブランド・カラーであり、日本のギター・メーカーとしてのプライドを示したものでもある。

　そして前述のとおり、ボディには8通りのカラー・バリエーションが用意されており、年齢や性別に関わらずオールラウンドに使用できるギターに仕上げられている。

　なお、このギターのWS-ADV-Gと同時に、ベースのWS-ADV-Bも全8カラーで発売された。その両者を含むシリーズは、“WS Advanced Series”（WSアドヴァンスド・シリーズ）と名付けられている。