ヤマハ、Pacificaシリーズを進化させたエレキ・ギター2モデルを2月に発売 ヤマハ、Pacificaシリーズを進化させたエレキ・ギター2モデルを2月に発売

ヤマハ、Pacificaシリーズを進化させたエレキ・ギター2モデルを2月に発売

 ヤマハのエレクトリック・ギターの新製品“Pacifica Standard Plus”が2024年2月3日(土)に、また“Pacifica Professional”が3月下旬に発売される。

*Pacifica Professionalの発売日を修正しました。(追記/2024年2月9日)

Pacifica Professional
Pacifica Professional(PACP12 SB)
Pacifica Standard Plus
Pacifica Standard Plus(PACS+12M ASP)

 ヤマハのPacificaシリーズは、1990年のリリース以来、その高い演奏性と幅広いサウンド・バリエーションにより、多彩な音楽ジャンルに対応できるギターを求めるプレイヤーたちに長く愛用されてきた。

 今回発売されるPacifica ProfessionalとPacifica Standard Plusは、これまでの同シリーズをさらに進化させ、理想のサウンドを表現したいギタリストのために設計された新モデルだ。

 その特徴を紹介しよう。

1. 個性あるサウンドメイクを実現する表現力

 この2モデルには、ヤマハ独自の音響解析や3Dモデリングを活用した科学的設計プロセスの“アコースティック・デザイン”を採用。

 ボディの振動を最適化させる独自設計の構造により、リッチな中域とタイトな低域を備えた豊かなギターの鳴りを実現している。

アコースティック・デザインで設計されたボディ構造
アコースティック・デザインで設計されたボディ構造

 ピックアップは、プロ・オーディオ機器で高く評価されるRupert Neve Designs社との共同開発による自社製造の“Reflectone”(商標取得出願中)を搭載。

 このピックアップは、パワフルな低音と高音の煌びやかさを両立するクリアなサウンドを持ち、アンプやエフェクターとの相性も抜群。多彩な音楽ジャンルにフィットし、プレーヤーが望む個性あるサウンドメイクを実現する。

Rupert Neve Designs社と共同開発したピックアップ
Rupert Neve Designs社と共同開発したピックアップ

2. パフォーマンスに没頭できる高い演奏性

 ボディ形状は、違和感なく体にフィットするよう最適化されている。

体にフィットするコンター加工のボディ
体にフィットするコンター加工のボディ

 ネックはスリムで握りやすく、すべてのポジションに素早くアクセスできる形状に改良された。

スリムなCシェイプ・ネック
スリムなCシェイプ・ネック

 ネック・ヒールはハイポジションでも演奏しやすい形状になっており、プレイヤーにストレスを与えず、パフォーマンスに没頭できる演奏体験をもたらす。

ハイ・ポジションでも演奏しやすいネック・ヒール
ハイ・ポジションでも演奏しやすいネック・ヒール

 ネックの背面は、木材の質感を味わいながら、滑らかな弾き心地を実現するサテン・フィニッシュ仕上げ。

 指板は、温かみのある音色と滑らかなアタックが特徴のローズウッド材と、明るい音色とキレのあるアタックが特徴のメイプル材の2種類が、2モデルともに用意されている。

 さらにPacifica Professionalでは、ロー・ポジションからハイ・ポジションに向かって表面のカーブが徐々に緩やかになるコンパウンド・ラジアス指板が採用されている。

3. 日本のシティポップ・アートからインスパイアされたフィニッシュ

 ボディ・カラーは、SB(スパークル・ブルー)、DTB(デザート・バースト)、SWH(シェル・ホワイト)、BM(ブラック・メタリック)、BBB(ビーチ・ブルー・バースト)、ASP(アッシュ・ピンク)、BL(ブラック)の7種類。

 また、日本とL.A.のチームが意見を出し合い、日本のシティポップ・アートと太陽が降り注ぐ南カリフォルニアの雰囲気からインスピレーションを得た、明るく爽やかなフィニッシュが採用されているのもポイントだ。

日本のシティポップ・アートからインスパイアされたカラー
日本のシティポップ・アートからインスパイアされたカラー

 品名、品番、指板、ボディ・カラーの対応は次の表のとおり。

品名品番指板ボディ・カラー
Pacifica ProfessionalPACP12ローズウッドSB/DTB/SWH/BM
Pacifica ProfessionalPACP12MメイプルSB/BBB/BM
Pacifica Standard PlusPACS+12ローズウッドSB/ASP/SWH/BL
Pacifica Standard PlusPACS+12MメイプルSB/ASP/BL

 その他、耐久性に優れスムーズなスライド・チョーキングを実現するミディアム・サイズのステンレス・フレットや、GOTOH製のロッキング・チューナーと2点支持トレモロ・ブリッジを採用している点も、これら2モデルの特徴だ。

 なお、YouTubeのYamaha Guitarsチャンネルでは、Pacifica ProfessionalとPacifica Standard Plusに関する動画が、現在確認できる限りで16本も公開されている。

 次の動画はその中の2本で、上はヤマハ・プロダクト・マーケティング・マネージャーのブランドン・ソリアーノ(Brandon Soriano)による製品紹介、下はジェイ・レオナルド・J、ドクター・モリー・ミラー、Kazuki Isogai(磯貝一樹)、クラーク・シムズの4人のギタリストがこの新しいPacificaの印象を語った内容となっている。

YAMAHA
Pacifica Professional

【希望小売価格】
295,350円(税込)

【問い合わせ】
ヤマハミュージックジャパン お客様コミュニケーションセンター TEL:0570-056-808 https://jp.yamaha.com

YAMAHA
Pacifica Standard Plus

【希望小売価格】
185,900円(税込)

【問い合わせ】
ヤマハミュージックジャパン お客様コミュニケーションセンター TEL:0570-056-808 https://jp.yamaha.com

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