chayのプロデュースによる柔らかな印象のエレアコがゼマイティスより2機種登場

　ゼマイティスのエレクトリック・アコースティック・ギターのラインナップに、シンガーソングライター、モデル、女優として多方面で活躍しているchayがプロデュースしたモデルが2機種加わった。

　モデル名は“CAF-85H-C”と“CAF-85HCW-C”。

　どちらも人気のハート型サウンドホールを有したオーケストラ・モデルで、CAF-85H-Cはカッタウェイなし、CAF-85HCW-Cはカッタウェイありのギターとなっている。

CAF-85H-C

CAF-85HCW-C

おもな特徴

　カッタウェイ以外の仕様は両モデル共通なので、以下ではその特徴をまとめて紹介する。

ボディ

　ボディ・トップには、板材の時に真空状態で熱を加えることで余分な水分やミネラルを取り除いたソリッド・スプルースが使用されている。

　またサイドとバックにはサペリを採用し、狂いの出にくい安定したボディ剛性を実現している。

　これらは湿度や気温などの外部要因でサウンドが変化しやすいアコースティック・ギターにとって、大きなアドバンテージとなる。

　加えてトップ・ブレイシングには、サウンドホールの形状やボディのサイズを考慮し、最大限の鳴りを引き出すためにフォワードXブレイシングが採用されている。

ネック／指板

　ネック材はマホガニーで、指板材はローレル。

　フレット数は20で、ボディとネックは14フレットの位置でジョイントされている。

サウンドホール／ロゼッタ

　オフホワイトのボティ・トップに空けられたサウンドホールは、ゼマイティスの伝統的なハート型。

　その周囲には、ハートとドットを交互に散りばめたマザー・オブ・パール柄のロゼッタが付けられている。

　この白を基調としたchayらしいセレクトが、このギターに柔らかな印象を与えている。

ヘッドストックのインレイ

　ヘッドストックのインレイには、マザー・オブ・パールのZロゴ入りダイヤモンドを採用。

ブリッジ

　ブリッジの形状は、口ひげを意味する“マスターシュ”。これもまた魅力的なデザインだ。

プリアンプ・システム

　アンダーサドル・ピエゾ・ピックアップからのサウンドをコントロールするプリアンプ・システムには、EX-4 with Zemaitis Logoを採用。

　Volume、Treble、Middle、Bass、Presenceのコントロールに加え、便利なチューナー機能も装備されている。

ギグバッグ

　付属のギグバッグは、大きな前面ポケット付き。

　ダブル・ショルダー・ストラップにより、バックパック・スタイルでの運搬も可能だ。

　なお、これらのchayプロデュース・モデルの基となったCAF-85HとCAF-85HCWについては、以前の記事を参照してほしい。

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