ギルドよりエレキ・ギターの新シリーズ“POLARA”が登場　70年代の“S-100”をアップデート

　ギルド（Guild）より、エレクトリック・ギターの新シリーズ“POLARA”が登場した。

　POLARAは、1970年代のギルドを象徴するソリッド・ボディ・ギターであり、サウンドガーデンのキム・セイルが愛用したことでも知られる“S-100”を現代的にアップデートしたシリーズだ。

　ラインナップはPOLARA、POLARA NIGHT EDITION、POLARA DELUXE、POLARA KIM THAYILの4製品で、色違いを含めると全9モデルとなる。

　以下では、各モデルの特徴と、YouTubeのGuild Guitarチャンネルで公開されているモデルごとの動画を紹介しよう。

POLARA

　POLARAモデルは、POLARAシリーズの最も基本的な仕様を押さえたギターだ。

　人間工学に基づいて設計されたコンター加工付きの軽量ボディに、必要最小限のハードウェアを搭載。

　弦の共鳴をマホガニー材のボディにストレートに伝える独自の設計により、重厚なサステインと優れたレスポンスを実現している。

　ボディ・カラーには、ファントム・グリーン、ボルテージ・イエロー、ブルー・スティールという、いずれも個性的な3色が用意されている。

POLARA NIGHT EDITION

　POLARA NIGHT EDITIONは、外観、スペックともにヘヴィ・ミュージックに特化したモデルだ。

　シリーズのほかのモデルには12.5インチ・ラジアスのローズウッド指板が採用されているが、本モデルには15.75インチ・ラジアスのエボニー材の指板が使われている。

　ボディ・カラーはタングステンのみ。ブラックで統一されたハードウェアと相まって、黒一色のルックスが存在感を放っている。

POLARA DELUXE

　POLARA DELUXEは、ヘッドストックにギルド伝統のチェスターフィールド・インレイを冠したエレガントな上位モデル。

　また、1970年代のビンテージ・ギターを彷彿させるデザインが特長で、ローズウッド指板にはバインディングとブロック・インレイが採用されている。

　ボディ・カラーは、ビンテージ・サンバーストとチェリー・レッドに加え、ギルドで一番人気のカラーであるキャニオン・ダスクの3色が用意されている。

POLARA KIM THAYIL

　POLARA KIM THAYILは、キム・セイルのシグネチャー・モデル。

　ギルドのHB-1ハムバッカーが70年代のS-100の温かくも明瞭な音色を再現するほか、キムの要望により安定性と使い易さを追求したものとなっている。

　サウンドガーデンが2012年にリリースしたアルバム『King Animal』のシンボルをあしらったトラスロッド・カバーや、1991年のアルバム『Badmotorfinger』のシンボルとキムのサインを描いたバック・プレートも特徴。グローバーのチューナーを採用していることも、他のモデルとは異なる点だ。

　カラーはブラックとビンテージ・ホワイトの2色。

　以上がPOLARAシリーズの特徴だ。

　なお、本シリーズの国内での販売は、2024年3月29日（金）より開始されているが、チェリー・レッドのPOLARA DELUXEのみ、入荷時期は未定となっている。 

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