フェンダーが、シンガーソングライター/ギタリストのReiの初となるシグネチャー・ギターを発表した。
モデル名は“Rei Stratocaster R246”(レイ ストラトキャスター アールニヨンロク)。
発売日は2025年2月9日(日)だが、予約販売は2024年12月13日(金)より、Fender Flagship Tokyo及び全国のFender正規取扱店にて開始されている。
Rei Stratocaster R246は、Reiがさまざまな改造を施しながら長年にわたって愛用してきたストラトキャスターを元に開発されたモデルで、彼女の音楽的感性と演奏スタイルが存分に反映された特別な仕様のギターとなっている。
その各パーツの特徴を紹介しよう。
ネック/指板
ネック材はメイプルで、指板材はローズウッド。
ネックの形状は、Rei本人が“一番手に馴染む”と語るLead IIのグリップを再現したものとなっている。
フレット数がストラトキャスターとしては珍しい24本であることも、本モデルの大きな特徴だ。
ボディ
ボディ材はバスウッド。
カラーはReiのファースト・ミニ・アルバム『Blu』のジャケットからインスパイアされたもので、“Rei Blu”と名付けられている。
ボディ・サイズは通常のものよりも一回りコンパクトなものとなっているが、ストラトキャスター本来の美しいフォルムは保たれている。
ネックとのジョイント部にはヒールカットが施され、ネック・プレートもカットの形状に合わせたものを採用。
これにより24フレットまでをストレスなく弾くことができる。
ピックアップ/ブリッジ
サウンドの要となるピックアップは、Vintage Noiseless Single-Coil Stratを3基搭載。
ブリッジはチューニングの安定性を考慮し、Graph Techのサドルを装備した2点支持式のシンクロナイズド・トレモロが採用されている。
ヘッドストック
ヘッドストックの裏側には、Rei本人のサインが入れられている。
“R246”のロゴは、本モデルのために特別にデザインされたものだ。
Reiによるコメント
本モデルに対するRei自身のコメントは次のとおり。モデル名に付いた数字“246”の由来も語られている。
4歳でニューヨークに住んでいた頃、わたしは初めてストラトキャスターを手にしました。
その柔らかな曲線美とコンター、様々な音楽性に寄り添う音色の豊かさに魅了され、何よりもわたしの一番のお友達になってくれました。
そんなストラトがわたしのシグネイチャーモデルになるなんて夢のようです。
今回発売するわたしのカスタムモデルはスリムなネック、軽いボディ、ネックジョイントのヒールカットなど、弾きやすさにこだわった造りが特徴です。
また、ストラトキャスターでもレアな24フレット仕様となっているのも注目です。
ボディカラーはわたしのデビュー盤と同色の “Rei BLU”。
もちろんサウンドにもこだわって、わたしが愛用してきたNoiselessピックアップを搭載しています。
その名も”R246”。東京を象徴する国道と24フレット6弦にちなんで名づけました。
とっても弾きやすく、実用的で、良い音がするギターです。誰かにとっての大切な一本になることを心から願っています。
なお、Rei Stratocaster R246の発売日である2025年2月9日(日)は、Reiの10周年イヤーのスタートとなるアニバーサリー・ライブ「Rei 10th Anniversary Live 2025 “BLU CROSSROAD”」(会場:LINE CUBE SHIBUYA)の開催日にあたる。
このライブに本モデルが使われる可能性も高いだろう。
Fender
Rei Stratocaster R246
【スペック】
ボディ
●Body Material: Basswood
●Body Finish: Satin Urethane
●Body Shape: Stratocaster®
ネック
●Neck Material: Maple
●Neck Finish: Satin Urethane Finish on Back, Gloss Urethane Finish on Front
●Neck Shape: Rei Original “C”
●Scale Length: 25.5″ (64.77 cm)
●Fingerboard Material: Rosewood
●Fingerboard Radius: 7.25″ (184.1 mm)
●Number of Frets: 24
●Fret Size: Narrow Tall
●Nut Material: Bone
●Nut Width: 1.578″ (40 mm)
●Position Inlays: Pearl Dot
エレクトロニクス
●Bridge Pickup: Vintage Noiseless™ Single-Coil Strat®
●Middle Pickup: Vintage Noiseless™ Single-Coil Strat®
●Neck Pickup: Vintage Noiseless™ Single-Coil Strat®
●Controls: Master Volume, Tone 1. (Neck Pickup), Tone 2. (Middle Pickup)
●Switching: 5-Position Blade: Position 1. Bridge Pickup, Position 2. Bridge and Middle Pickup, Position 3. Middle Pickup, Position 4. Middle and Neck Pickup, Position 5. Neck Pickup
●Configuration: SSS
ハードウェア
●Bridge: 2-Point Synchronized Tremolo with Graph Tech® Saddles
●Hardware Finish: Nickel/Chrome
●Tuning Machines: Vintage-Style Locking Single Line “Fender Deluxe”
●Pickguard: 3-Ply Parchment
●Control Knobs: Aged White
●Switch Tip: Aged White
●Neck Plate: 4-Bolt
その他
●Strings: Nickel Plated Steel (.009-.042 Gauges)
アクセサリー
●Case/Gig Bag: Included: Deluxe Gig Bag
【市場想定売価】
181,500円(税込)
【問い合わせ】
フェンダーミュージック TEL:0120-1946-60 http://fender.co.jp
Rei プロフィール
卓越したギタープレイと歌唱⼒を持つ、シンガー・ソングライター/ギタリスト。
幼少期をNYで過ごし、4歳よりクラシックギターをはじめ、5歳でブルーズに出会い、ジャンルを超えた独⾃の⾳楽を作り始める。
2015年2⽉、⻑岡亮介(ペトロールズ)を共同プロデュースに迎え、1st Mini Album『BLU』をリリース。
FUJI ROCK FESTIVAL、SUMMER SONIC、RISING SUN ROCK FESTIVAL、SXSW Music Festival、Les Eurockéennes、Heineken Jazzaldiaなどの国内外のフェスに多数出演。
2017年秋、⽇本⼈ミュージシャンでは初となる「TED NYC」でライヴパフォーマンスを⾏った。
2021年2⽉26⽇、1st Album『REI』のInternational Editionが、⽶国レーベルVerve Forecastより全世界配信。
2022年4⽉、コラボレーションアルバム“QUILT”をリリース。細野晴⾂、渡辺⾹津美、⼭崎まさよし、Cory Wongを始めとする親交のあるミュージシャンと共に作品を彩る。
2022年8⽉にはForbes JAPAN誌が発表した「世界を変える30歳未満30⼈の⽇本⼈」に選出される。
2023年、楽器メーカーFenderとパートナーシップ契約を結ぶ。
2024年、フェンダー・ストラトキャスター70周年を記念したスペシャル動画「Voodoo Child:Forever Ahead of Its Time」にナイル・ロジャースをはじめとした各国のアーティストと共演。
公式サイト:https://guitarei.com