ブルース・フィーリング満載でファンキーなプレイが持ち味のメル・ブラウン。『The Wizard』(1968年)収録のミディアム・アップテンポのファンク・チューン=「Swamp Fever」を題材に、そんな彼のプレイスタイルを学んでいこう。
譜例作成/解説=久保木靖
ペンタで押し切る! 豪腕シグネチャー・プレイ
メル・ブラウンの真骨頂、ミディアム・アップテンポのファンク・チューンにおけるソロをシミュレート。参考にしたのは『The Wizard』(1968年)に収録された「Swamp Fever」だ。
D7一発の場面で[Dマイナー・ペンタトニック・スケール+ブルーノート(♭5th)]で“これでもか!”と弾き倒していく、まさにシグネチャー的なプレイ。ブルース定番フレーズの中に、チョーキングの粘りやピッチの揺らし方に大きな特徴が見られる。
ギター・マガジン2017年3月号
『進撃のジャズファンク』
ジャズファンクに興味のある方は、ぜひギター・マガジン2017年3月号も電子版などでチェックを! 本特集の始まりである『進撃のジャズファンク』では、グラント・グリーン、メルヴィン・スパークス、ブーガルー・ジョー・ジョーンズ、オドネル・リーヴィー、ジョージ・ベンソンなど、ジャズファンクの名手を紹介しています。