エフェクツベーカリーのペダル4機種がリニューアルで新たな筐体に

　低価格とミニサイズ、そしてパンをモチーフとしたかわいいデザインで知られるエフェクツベーカリーのエフェクト・ペダルのうち、4機種が2021年12月にリニューアルされた。

　今回リニューアルされたのは、Bagel OverDrive（ベーグル・オーバードライブ）、Croissant Distortion（クロワッサン・ディストーション）、Sandwich Fuzz（サンドウィッチ・ファズ）、French Bread Delay（フレンチ・ブレッド・ディレイ）の4モデル。

　いずれのモデルも従来のサウンドはそのままに、筐体がマットでザラっとした質感のものに変わり、イラストや文字には立体的に盛り上がったプリントが採用されている。

　モデルごとの特徴は下記のとおり。なおミニサイズながらも大きめのノブで見やすさと操作性を高めている点や、スタンダードなセンターマイナスDC9Vアダプターで駆動すること（電池使用は不可）は、全モデルに共通する特徴だ。

Bagel OverDrive

• トラディショナルかつアンプライクな応答性を持ったオーバードライブ。
• 甘く豊かなリード、軽やかなカッティングから、むせび泣くようなブルースまで、滑らかで美しいトーンを簡単に作ることができる。
• サステインも長く、明瞭で音が前に出る歪み。
• ハイゲイン系のアンプやディストーションと組み合わせてソロで音を前に出したり、ゲインを下げ目にして複雑なコードをはっきりと発声させることができる。
• VOLノブで音量を高く設定することもでき、DRIVEノブはほとんどクリーンなトーンから深いオーバードライブまで広く設定可能。
• 伝説の808トーンだけでなく、よりフラットでハイレスポンス、アンプライクなサウンドを実現。

Croissant Distortion

• 真空管アンプライクな応答性のディストーション。
• 太く粘るオーバードライブらしいサウンドにエッジを加えたような歪み。
• アンプのゲインを上げたときの“ディストーション・サウンド”を持ち、クリーンなアンプと組み合わせた時にこそ本領を発揮する。
• ピックアップがシングルコイルでも迫力のある奥行きと重さを作ることができ、TONEコントロールで音色を広く調整可能。
• GAINコントロールは12時付近までが音色のエッジが強くなり、12時を超えるとローエンドの迫力が加わる。
• ギター側でのボリューム操作にも十分な応答性を備え、手元だけで多くの表現ができる。
• 初めての歪みペダルとしても使いやすく、経験を積んだプレイヤーも楽しめるモデル。

Sandwich Fuzz

• 分厚く太い音の壁、叫びのような轟音を作ることのできるファズ・ペダル。
• 戦車のようなゴツさを持つアーミーグリーンなペダルを思わせるサウンド。
• ギターだけでなくベースの帯域までカバーできる太いローエンドを持つ。
• ディストーションのように安定した歪みを作ることができるので、初めてのファズ・ペダルとしても扱いやすく、それでいてグランジやストーナー、ヘヴィなシーンなどでも第一線で活躍できる音色。

French Bread Delay

• ギター・サウンドに奥行きと広がりを加える、自然な残響を作るディレイ・ペダル。
• 立体的な反響を作る際に最も使いやすい領域である500msまでのディレイ・タイム。
• テープ・エコーやアナログ・ディレイのような暖かなディレイ・サウンドが、ギター・プレイを邪魔することなく、しっかりと支え、プレイをより前へと押し出す。
• TIMEノブでディレイ・タイム、REPEATノブでディレイの反復回数、BLENDノブでディレイの音量を調整する。
• 自己発振させることでトリッキーな飛び道具として使うことも可能。REPEATを最大にすると、ディレイの反響が徐々に大きくなり、そのままTIMEノブを回すと反響の音程やリズムが変わる。発振を終わらせるにはREPEATを下げる。