2026年10月12日(月)に新代田FEVERで開催されたART-SCHOOLのワンマン・ライブ『Dreams Never End AFTER PARTY』で用意されていた木下理樹(vo,g)の2本のフライングVを、本人による解説とともにご紹介!
取材・文=小林弘昂 機材撮影=星野俊
Kinoshita’s Guitars
2015 Gibson USA
Flying V Japan Limited
フライングVへ回帰した
現在のメイン・ギター
現在の木下のメイン・ギターは、2018年に入手したジャパン・リミテッドのフライングV。撮影時のライブでは本器のみを使用していた。
2017年以降はAmerican Professionalシリーズのジャガーをメインにしていたが、2022年からフライングVに回帰。曰く“Vの音が好きなので”。ほかにも軽量なところが気に入っているとのこと。木下は小学生の頃から兄の影響でメタルを聴いていたため、フライングVを手に入れたという。
本器は70年代スタイルが特徴で、丸形のヘッド、ボリュート・ネック、Groverのペグ、グラナディロ指板が採用されている。
ピックアップは’57 Classic(フロント)と’57 Classic Plus(リア)を搭載。おもにリアを選択しているが、たまにミックス・ポジションにすることもあるという。
チューニングはレギュラーで、弦はD’Addarioの.010〜.046を使用。
2005 Gibson USA
Flying V ’67 Reissue
ART-SCHOOLの歴史を作り上げた
改造フライングV
サブとして用意されていたのは、2008年〜2016年までメイン・ギターとして使用されていたフライングV。故障をキッカケにライブでの使用を引退させ、現在はサブとしてセットされている。
一度ネックを折ってしまったことがあり、その際は別のネックに差し替えられたことも。
かなりの改造が施されているが、木下は“どういう改造をしたのかはまったく覚えてない(笑)”とのこと。目立つところでは、リア・ピックアップがSeymour Duncanのものに交換され、ショート・ヴァイブローラがあと付けされている。木下はショート・ヴァイブローラを気に入っているのだが、チューニングが安定しないこともあり、なかなか扱いが難しいのだとか。
ボディにはスマッシング・パンプキンズ、LOSTAGE、ザ・キルズ、サブ・ポップなど、木下の音楽の嗜好が表われたステッカーがたくさん貼られている。
ストラップ・ピンはロック式に交換済み。
長年の使用により、ストロークの際にピックが当たる部分の木が削れており、まさに本器はART-SCHOOLの歴史を刻んできた重要な1本だと言えるだろう。
Others

アンプの上にはピックとカポが置かれていた。
ピックはJim DunlopのTortex Triangle .88mm。様々なピックを試した結果、これがコード・ストロークを行なう自身のプレイに最もしっくりきたとのこと。
カポは、この日のライブでは「Just Kids」や「Bug」などで使用されていた。
Interview
僕はVの音が好きなので。
ステッカーがたくさん貼られたフライングVは、現在のメインではないんですよね。
それは一度壊れて出力がダウンしちゃったんですよ。今はサブにしていて、別のVをメインで使っています。
メインのVはいつ手に入れたんですか?
2018年くらいですかね。
新品で購入したんですか?
そうですね。何の改造もしてないです。
気に入っているところは?
僕はVの音が好きなので。あとは重量が軽いところですね(笑)。
そこは大事ですね(笑)。
持ってても疲れないので。
ピックアップはどのポジションを選択していますか?
基本的にはリアですね。時々ミックスにしますけど。
サブのVの入手時期は覚えていますか?
忘れちゃったなぁ……2008年くらいからずっと使っています。ピックが当たるところが削れてるんですよ。ちょっと危ういですよね(笑)。
サブはリア・ピックアップがSeymour Duncanのものに交換されていますね。
いろいろ改造したんですけど、どういう改造をしたかはまったく覚えてないです(笑)。アームは増設しました。
気に入っているところは?
やっぱりアームが付いているところですね。ただ、これによってチューニングが安定しないこともあるので難しいんですけど。
ピックはTortex Triangleなんですね。これを選んだ理由は?
僕はジャカジャカ弾くので、オニギリ型のピックのほうが自分に合っているなと。
2026年10月12日(月・祝)新代田FEVER
【Setlist】
01. FADE TO BLACK
02. MISS WORLD
03. ロリータ キルズ ミー
04. foolish
05. ミーンストリート
06. SKIRT
07. スカーレット
08. CRYSTAL
09. EVIL
10. BOY MEETS GIRL
11. Just Kids
12. 斜陽
13. ウィノナライダー アンドロイド
14. あと10秒で
15. SWAN SONG
-Encore-
16. Tenement Angel
17. ジェニファー’88
18. real Love/slow Dawn
19. Bug
作品データ

「Tenement Angel / The Fragile Song」
ART-SCHOOL
DAIZAWA RECORDS / UK.PROJECT
配信限定
2026年10月21日リリース
―Track List―
01. Tenement Angel
02. The Fragile Song
―Guitarists―
木下理樹、戸高賢史








