現代ジャズ・ギタリストたちの個性を、スタンダード曲へのアプローチで知る! 現代ジャズ・ギタリストたちの個性を、スタンダード曲へのアプローチで知る!

現代ジャズ・ギタリストたちの個性を、
スタンダード曲へのアプローチで知る!

ギター・マガジン2023年3月号の現代ジャズ・ギター特集、もう読んでいただけましたか? 本誌で登場するギタリストたちの“ジャズ・スタンダード演奏”を楽しめるプレイリストを用意しました。ジャズ・ギターの入門としてもオススメです!

文/選曲:今井悠介 写真=Photo by Andy Sheppard/Redferns/Getty Images(Julian Lage)

ギタリストの個性があらわになる曲!? ジャズ・スタンダード

ジャズ・スタンダードとは、ジャズ演奏での定番曲のこと。おもにブロードウェイや映画で使用された楽曲やジャズマンのオリジナル楽曲が当てはまります。

これまで数々のレジェンドたちが様々なジャズ・スタンダードを演奏し、自分なりの曲の解釈やアレンジ、演奏テクニックを披露してきました。同じ材料を使ってどのような調理をするのか……。そう、ジャズ・スタンダードこそ演奏者の個性が存分に表われる楽曲なのです。

現代ジャズ・ギタリストによるスタンダード演奏

曲順は本誌に登場する楽曲の順番になっていますので、ぜひ記事を読み進めながら聴いてみて下さい!

このプレイリストでは、2023年3月号の特集『現代ジャズ・ギター入門』に登場するギタリストによるジャズ・スタンダード名演を集めました。

リーダー作でジャズ・スタンダードを演奏していないギタリストもいるので、その場合はサイドマンとして参加したアルバムから選曲しています。9曲目「Moonlight In Vermont」はマシュー・スティーヴンス、13曲目「Softly, As in a Morning Sunrise」はニア・フェルダー、15曲目「Cheryl」はチャールズ・アルトゥラが参加した演奏です。

ギタリストの比較がしやすいように同じ曲の演奏もセレクトしてみました。

「Emily」を演奏するのはジュリアン・ラージとベン・モンダー。ジュリアンは部屋鳴りが心地良い牧歌的なサウンドで、朗らかな表情で演奏していることが伝わってきます。他方、ベンは対位法を駆使した独奏で、美しさと妖しさが同居するサウンドに仕上がっています。

「Stella By Starlight」をプレイするのは、マイク・モレノとジョナサン・クライスバーグの2人。マイクは持ち前のロマンチシズム溢れる演奏&アレンジで魅せてくれます。ジョナサンはなんと7拍子でプレイ! コンテンポラリー感満載のテクニカルなラインを聴かせてくれる演奏です。

同じ曲だとしても、各奏者の個性によってまったく違う雰囲気になっているのが面白いですね。

このプレイリストの曲は、多くのジャズマンがプレイしているものばかりです。ぜひ、色々なギタリストを聴き比べてみて下さい。

ギター・マガジン2023年3月号
『現代ジャズ・ギター入門』
2023年2月13日(月)発売