エレキ・ギター側に電源がないのになんで音が鳴るの? | ギター知恵袋:001 エレキ・ギター側に電源がないのになんで音が鳴るの? | ギター知恵袋:001

エレキ・ギター側に電源がないのになんで音が鳴るの? | ギター知恵袋:001

ギター初心者に贈るQ&A集。あなたの疑問に答えます!

文:いちむらまさき 撮影:山下陽子(SLANG)
*この記事は書籍『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』(リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。
*画像は書籍からの流用のためモノクロです。ご了承下さい。

Q:
なぜギターには電源をつないでいないのに、ギター・アンプにつなぐことで音が出るのでしょうか?

A:

ギター・アンプは電気機材であり、電源ケーブルをコンセントに挿して電力を確保します。それにつなぐエレキ・ギターはマイクロフォンのような役割です。基本的にマイクロフォン自体には電源は必要ありません。

まず弦の振動によってギターのピックアップのコイルに微弱な電流が発生します(マイクロフォンの役目)。ただしその電流は非常に微弱であり、大きな音にするためには増幅させる必要があります。そこでその電流をシールド・ケーブルを経由させてアンプに到達させ、アンプによって増幅された信号が最終的にスピーカーから大きな音として出力されることになります。

ちなみにサウンドのノイズを軽減させる目的などで、ギター内部にピックアップからの信号増幅用のプリアンプを内蔵したものが、電池を使用するアクティブ・タイプのピックアップです。

エレキ・ギターからの微弱な電流がアンプで増幅され、大きな音が出る
磁石とコイルの組み合わせであるピックアップに弦の振動によって微弱な電流が発生、その電流がケーブルを介してギター・アンプに送られて増幅されることで大きな音になります。

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『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます! 知らなきゃ損するギター知恵袋』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
発売日2015/12/10
ISBN9784845621262

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki