ギター初心者に贈るQ&A集。あなたの疑問に答えます!
文:いちむらまさき 撮影:山下陽子(SLANG)
*この記事は書籍『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』(リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。
*画像は書籍からの流用のためモノクロです。ご了承ください。
Q:
弦は切れれば交換でわかりやすいのですが、ギターのピックはどうなのでしょう? 寿命があるのですか?
A:
程度の差はありますが、大抵のピックは使っていくうちに多少は削れていくものです。特に巻弦を弾くとプレーン弦を弾く時よりも削れます。
また、ピック・スクラッチという弦をピックでこすって音を出すテクニックを使うと、ピックの側面がかなり大胆にデコボコと削れていくため、そこに弦が引っかかったり普通のプレイに支障が出ることもあります。
硬質の金属製ピックなどは別かもしれませんが、一般的なピックであれば削れることは避けられません、つまり“ピックが削れてしまって弾きにくい”と感じて使わなくなったなら、その人にとってはピックには寿命があることになります。
しかしギタリストの中には削れたところをヤスリで調整して使い、ピックを長持ちさせる人もいます(当然ピック全体の大きさは購入当初よりも小さくなってはいきます)。
まぁ今は寿命だと思ったピックも、いずれ「やっぱりこれくらい削れてるのもいいなぁ」とか思う日がくるかもしれないので、削って再利用することも視野に入れつつ、やみくもに捨てたりしないで保管しておくのも良いと思います。
『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます! 知らなきゃ損するギター知恵袋』
著者 | いちむらまさき |
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品種 | 電子書籍 |
発売日 | 2015/12/10 |
ISBN | 9784845621262 |
いちむらまさき プロフィール
岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。
様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。
東京でギター/ウクレレ楽器教室も。