一度チューニングしたのに音がズレてしまう原因は? | ギター知恵袋:061 一度チューニングしたのに音がズレてしまう原因は? | ギター知恵袋:061

一度チューニングしたのに音がズレてしまう原因は? | ギター知恵袋:061

ギター初心者に贈るQ&A集。あなたの疑問に答えます!

文:いちむらまさき
*この記事は書籍『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』(リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。

Q:
一度チューニングを合わせたのに、弾いているとすぐに音がズレてしまうんですが?

A:

チューニングは「目標の音程よりも低い音から音を持ち上げる」方向で合わせるのが基本です。目標となる音に合わせていく際、ズレている弦の音を目標音より低い音程から始めて、目標音に合うように音を上げていくのです。

目的の音に合わせる時の、ペグの回す方向
目的の音に合わせる時の、ペグの回す方向

それで目標音を超えてしまった場合は、再び目標音よりもやや下げめに戻してから再び音程を上げていきます。

目標の音よりも高音の状態から目標音ピッタリに下げる方向でチューニングしてしまうと、ペグのちょっとしたズレが生じることなどによって、合わせたはずなのに演奏中にズレてしまうことがあるのです。

ちゃんと低い音から目標音に合わせているのに頻繁に音がズレてしまう場合は、ペグやブリッジなどに機能的な問題があるかもしれないので、一度リペア屋さんで見てもらいましょう。

『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます! 知らなきゃ損するギター知恵袋』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
発売日2015/12/10
ISBN9784845621262

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki