6本の弦全部弾き or 1本弾き以外の演奏が苦手 | ギター知恵袋:116 6本の弦全部弾き or 1本弾き以外の演奏が苦手 | ギター知恵袋:116

6本の弦全部弾き or 1本弾き以外の演奏が苦手 | ギター知恵袋:116

ギター初心者に贈るQ&A集。あなたの疑問に答えます!

文:いちむらまさき
*この記事は書籍『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』(リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。

Q:
6本の弦全部を一気に、あるいは弦を1本ずつピッキングするのはできるのですが、5本だけとか3本だけとか数本の弦だけを選んで弾くのが上手にできません。

A:

弦を任意の複数本のみ弾くプレイも習得する必要があります。その場合“6本の弦全部をピッキングすることから始めて弦を減らしていく”と考えるよりも、“1本弾くプレイを2本に増やしてみて、次は3本に増やして……”と増やす方向で練習すると手が馴れていきやすいと思います。

気持ち的には“できないことを何度も練習する”よりも“できることから広げていく”ということです。

また、ピッキング寸前にピックをどう準備するかを考えてみると、①ピッキングしようとする弦(複数の場合は、最も上=低いほうの弦)の上にいったんピックを置いて準備する方法、②特に準備はしないで空間から手を下ろしてピックを弦に当てにいく(手を振る動きを丸びを帯びた振りの動きにして、その円周の一部を鳴らしたい弦の本数分に当てるようにするのがコツ。鳴らさない弦はミュートしておくこと)、の2種類が考えられます。

この両方を何度も試してみて下さい。きっと、①のほうが選択した弦をピッキングする時は便利なはずで、①をマスターしたあとなら、②の方法でも選択した弦をピッキングするのが上手になっていくだろうと思います。

Dコードのミュートの模様
例えば1〜4弦を鳴らすDコードの場合、誤ってピックが触れても鳴らないように5〜6弦は写真のように親指でミュートしておくことが多い(編集部)。

『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます! 知らなきゃ損するギター知恵袋』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
発売日2015/12/10
ISBN9784845621262

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki