「こんな練習方法や考え方があったのか!」……読むだけで上達する魔法のギター講座
文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく
*この記事は書籍『ギター上達100の裏ワザ 知ってトクする効果的な練習法&ヒント集』(リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。
自分が気づかない部分を知るには ➡ 他人に教えてみる
他人にギターを教えてみると、自分では気がついていなかったことに気づくことがあります。人それぞれの手や指の大きさの違いや、自分にできることが他人には難しかったり、その逆に気づいたりするのです。
また、他人に教えるには、自分が上手く弾いて見せないといけないわけですから、逆に自分の練習にもなります。レベルが上とか下とかは気にせず、ライバル同士としての腕前披露や、意見の交換も含め、他人と交わることで伸びる意識があります。
筆者はこれまで、5歳の少年から60歳の年配までにギターを教えてきました。本書の内容も、それらの“教え”の中で、考えついたコツが多く入っています。少年には、“ギターを教える”よりも“音楽って楽しいね”を重視する必要があり、年配には、論理的に納得していただかないと進まない、という部分があります。
それらを経験しろとは言いませんが、少なくとも他人に教えることは、上達の秘訣であると言えます。
『ギター上達100の裏ワザ 知ってトクする効果的な練習法&ヒント集』
著者 | いちむらまさき |
---|---|
品種 | 電子書籍 |
発売日 | 2006.05.17 |
ISBN | 9784845613168 |
いちむらまさき プロフィール
岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。
様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。
東京でギター/ウクレレ楽器教室も。