20%は他の音楽ジャンルにも耳を傾けよう | ギター作曲100の裏ワザ:009 20%は他の音楽ジャンルにも耳を傾けよう | ギター作曲100の裏ワザ:009

20%は他の音楽ジャンルにも耳を傾けよう | ギター作曲100の裏ワザ:009

ギタリストならではの、目からウロコな作曲法があふれ出す!

文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく
*この記事は書籍『ギター作曲100の裏ワザ 知ってトクするおもしろアイディア&ヒント集』(2010年/リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。

いろいろな音楽を作るためには ➡ ジャンルを固定しないで聴こう

 いろいろなジャンルの音楽を聴いた方がいいです。最も好きなジャンルが80%でもいいので、残りの20%は他のジャンルにも耳を傾けようという意味です。

 作曲をする過程では、何度も小さな壁にぶつかります。全くゼロの状態からものを作り出すということは、どんなレベルであれその日の限界との闘いです。よくあるのが「何も思い浮かばない」という状態。そこを打破するには見方を変えてみるというのが1つの手であり、それにはお気に入り以外の音楽も受け入れる柔軟な脳味噌を持っていた方がいいのです。

 例えば昔からフォークソングが好きで、自作の曲もあるとします。でも、曲を作り続けていくと、いつか行き詰まることもあるでしょう。そんな時、ボサノヴァ風のリズムだとか、激しいロックだとか、ジャジーにとか、いろいろとリズムを変えてみるだけでも違った印象のものが生まれます。アイルランド風にとか、沖縄風にとか、国別でもいいですね。それで、プレイ上達と共に曲調違いの楽曲が増えていくのです。

気になったジャンルを片っ端から聴いてみる
気になったジャンルを片っ端から聴いてみる

『ギター作曲100の裏ワザ 知ってトクするおもしろアイディア&ヒント集』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
紙版発売日2010.03.19
紙版ISBN9784845617968

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki