1957 Les Paul Goldtop Darkback〜ギブソン・カスタム マーフィー・ラボの実力を菰口雄矢が徹底検証! 1957 Les Paul Goldtop Darkback〜ギブソン・カスタム マーフィー・ラボの実力を菰口雄矢が徹底検証!

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1957 Les Paul Goldtop Darkback〜ギブソン・カスタム マーフィー・ラボの実力を菰口雄矢が徹底検証!

ギブソン・カスタムのマーフィー・ラボ(Murphy Lab)が製作したギターを菰口雄矢が試奏する本企画。このページでは1957 Les Paul Goldtop Darkback/Light Agedを紹介。

【PR】 取材・文:奥田悠哉 製品解説:菊池真平 撮影:星野俊 協力:ギブソン・ブランズ・ジャパン
Presented by ギブソン・ブランズ・ジャパン

※本記事は、ギター・マガジン2024年10月号に掲載した『ギブソン・カスタム プロが絶賛する“マーフィー・ラボ”の真価』の一部を抜粋し、再編集を施したものです。

1957 Les Paul
Goldtop Darkback Light Aged

Serial Number:741364

1957 Les Paul Goldtop Darkback/Light Aged(前面)
1957 Les Paul Goldtop Darkback/Light Aged(背面)

ハムバッカーの誕生を物語る風貌

存在感のあるゴールド・フィニッシュで誕生したレス・ポールは、1957年途中からセス・ラバーが開発したハムバッカー、通称“PAF”がマウントされ、大きくルックスが変わる。

このモデルは当時のレス・ポールをベースに作られ、軽量な1ピース・マホガニーのバックは濃いブラウンにフィニッシュされた、通称“ダーク・バック”というレアな仕様を再現している。もちろんゴールドのフィニッシュにはメタリック・パウダーが用いられているため、酸化することで緑青が浮く。ネックは59年モデルよりもやや太めだ。

ABR-1ブリッジ
ブリッジはABR-1を搭載。ハムバッカーをマウントした本器の姿は、50年代ゴールドトップの最終バージョンだ。
ダーク・バック
濃いブラウンが特徴的な通称“ダーク・バック”と呼ばれるレア仕様。ライト・エイジドの打痕やクラックも細かく施されている。

Komoguchi’s Impression

菰口雄矢

フルテンでロックな人にオススメの
キャラが立ったギターです。

ゴールドトップとハムバッカーの組み合わせは、やっぱり中域がよく整理されてる感じがしますね。ライト・エイジドの音の範疇ではあるのですが、音色がプリプリしているのを感じませんか? アタックの1つ1つの粒立ちがとても良いんです。ボリュームとトーンをいじらなくても、そのままの音で “くびれ感”が十分にあるバランスの取れた音が出るので、フルテンでロックみたいな人にはとても向いている1本だと思います。ロー感もしっかりと目立つので、これを歪ませれば無敵状態な音になりますね(笑)。

それとチューン・オー・マチックならではのテンション感や、金属パーツの重量によって音色の重心が少し下がった印象です。これもロック・フレーズに合う理由の1つですね。ギター1本で成立させたい時には1959レス・ポールが凄く武器になるのですが、色々なギターを重ねて演奏していく際に、フォーカスしたい帯域が明確な場合にはこのギターのほうが音を作りやすいですね。

コントロールの幅が良い意味で狭いので、キャラクターのある音色を活かす方向で使うと良いと思います。

Gibson Custom
1957 Les Paul Goldtop Darkback
Light Aged

【スペック】
●ボディ:2ピース・メイプル(トップ)、1ピース・マホガニー(バック)
●ネック:マホガニー
●指板:インディアン・ローズウッド
●フレット:22
●スケール:628.65mm
●ピックアップ:カスタムバッカー・アルニコ3×2
●コントロール:ボリューム×2、トーン×2、3ウェイ・ピックアップ・セレクター
●ブリッジ: ABR-1 withライトウェイト・アルミニウム・ストップ・バー
●ペグ:クルーソン・シングル・ライン/シングル・リング

【参考価格】
812,000円(税込)

【問い合わせ】
ギブソン・ジャパン https://gibson.jp

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