BOSS/KATANA-MINI  〜鷲山和希(Suspended 4th)が試奏!小型ギター・アンプ18選【2025年版】 BOSS/KATANA-MINI  〜鷲山和希(Suspended 4th)が試奏!小型ギター・アンプ18選【2025年版】

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BOSS/KATANA-MINI 
〜鷲山和希(Suspended 4th)が試奏!小型ギター・アンプ18選【2025年版】

最新の小型ギター・アンプを、Suspended 4thの鷲山和希の試奏コメントと共に紹介する本企画。今回はBOSSのKATANA-MINIをチェック!

取材/文:鈴木誠 撮影:大谷鼓太郎 アイキャッチ・デザイン:猪野麻梨奈

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KATANA-MINI

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軽量設計で“箱鳴り”を追求した
最もコンパクトなKATANAアンプ

アナログ・ゲイン回路を採用し、単3乾電池6本で動作するシンプル構成の1台。アンプ・タイプはKATANA AMPの代名詞“BROWN”のほかにCRUNCHとCLEANを含む3種類が選べる。キャビネットは重量を抑えつつ箱鳴りを追求したという構造で、4インチのカスタム・スピーカーを搭載。本体重量は1.2kg。

小型アンプの中でも小さめな本体サイズながら、操作パネル上に3バンドのEQツマミを配置。EQは本格的なアナログ・トーン・スタックを持ち、各ツマミの位置によって歪みと複雑に連動して音のキャラクターが変化する。

内蔵エフェクトはディレイのみ。テープ・エコー系の温かみのあるサウンドで、ディレイ・タイムの調整によりリバーブ的なショート・ディレイからロング・ディレイの効果までを得られる。スピーカー出力のほかに、背面の3.5mmヘッドフォン端子から実際にマイクで録音したかのような迫力あるサウンドを出力可能。同じく3.5mmのAUXイン端子も背面に用意した。

イコライザーはBASS、MIDDLE、TREBLEの3バンド構成。ニュートラルな操作感が初級者にも嬉しい。
イコライザーはBASS、MIDDLE、TREBLEの3バンド構成。ニュートラルな操作感が初級者にも嬉しい。
アンプ・タイプはゲイン量や音色の異なるBROWN、CRUNCH、CLEANの3種類から選択することが可能だ。
アンプ・タイプはゲイン量や音色の異なるBROWN、CRUNCH、CLEANの3種類から選択することが可能だ。

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Washiyama’s Comment

部屋置きにちょうどいい音量
初心者はこれから始めるのが良さそう

鷲山和希(Suspended 4th)

鷲山 部屋に置くアンプとしては、これがちょうどいい音量かもしれないですね。シンプルな操作性がBOSSらしくて、特に初心者ならこういうアンプから始めていくのが良さそうです。

一番歪むBROWNモードは、歪みの立ち上がりが早くて、アナログっぽさを感じました。この感じは弾いていて楽しいですね。他のBOSS製品にも通じるんですけど、ピーキーなセッティングにしても低音が遅れて出てきたりしないし、音作りがしやすいんですよね。スピーカーからのサウンドはすごく素直で、“練習に最適”といった感じです。でも、ヘッドフォンで鳴らすとキャビネット・シミュレーターを通るからなのか、大きいサイズのアンプと同じクオリティを感じました。

ワイヤレスではないですが、ベッドルーム・スタジオみたいな環境で音楽制作をやっている人が、機材をつなぎっぱなしにしてデスクの横に置いておくような様子が浮かびます。そういう使い方だと、このアンプの小型でスペースを取らないメリットが、さらに活きそうですよね。

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KATANA-MINI

【スペック】
●出力:7W
●コントロール:POWER、TYPE、GAIN、VOLUME、BASS、MIDDLE、TREBLE、TIME、LEVEL
●入出力端子:INPUT、AUX IN、REC/PHONE OUT
●スピーカー:4インチ×1
●電源:単三型乾電池×6、またはACアダプター(別売り)
●サイズ:230(W)x116(D)x181(H)mm
●重量:約1.2kg(電池含む)
●付属品:取扱説明書、アルカリ電池(単3形)×6、保証書、ローランド ユーザー登録カード

【価格】
オープン・プライス(市場実勢価格11,880円)

【問い合わせ】
ローランド株式会社
https://roland.cm/contact