最新の小型ギター・アンプを、Suspended 4thの鷲山和希の試奏コメントと共に紹介する本企画。今回はフェンダーのMustang Micro Plusをチェック!
取材/文:鈴木誠 撮影:大谷鼓太郎 アイキャッチ・デザイン:猪野麻梨奈
Fender
Mustang Micro Plus
人気の“ギター直挿し”アンプが進化
スマホ・アプリでこだわりの音作りを
こちらは人気のヘッドフォン用ギター・アンプ“Mustang Micro”の進化版。ギターのアウトプット・ジャックに直接接続し、イヤフォン/ヘッドフォンで演奏を楽しめるモデルだ。
Bluetoothオーディオで楽曲を流しながら演奏することも可能なほか、PC/MacにUSB Type-Cケーブルで接続すると、オーディオ・インターフェースとしても機能する。この“Plus”では、新たに液晶パネルやスマホ・アプリ“Fender Tone”との連動機能を搭載。25種類のアンプ・モデルと25種類のエフェクトが選択でき、100個のプリセットを本体に保存することができる。
さらにアプリ上では、アンプ・タイプとエフェクトを組み合わせながら、それぞれのパラメーターを細かくセッティングが可能。本体の“MODIFY”スイッチにディレイ・タイムなど任意のパラメーターを割り当てると、アプリ画面を開かなくても目的のパラメーターを素早く変更できる。TAPボタンの長押しでチューナー機能が呼び出せるのも、便利な機能だ。
Washiyama’s Comment
サウンドがリアルになっていて
練習の解像度も高くなると思う
鷲山 従来モデルの“Mustang Micro”を持っているんですが、この“Plus”はヘッドフォン端子の出力クオリティがさらに上がってますね。あと従来モデルはパネルがなく、アンプやエフェクトのタイプをLEDの色で判別するんですが、こうして表示パネルに文字が出ると、やっぱりわかりやすいです。あれはあれで潔くて良かったんですけどね!
サウンドもよりリアルになっていて、歪みの質感とかも凄く良い。例えばプリセットの1番は「DRIVEN DELUXE」という名前ですが、当然Fenderアンプの再現なので音色もバッチリです。デジタル的な部分が進化して解像度が高まった感じです。これなら練習の質もさらに上がりそう。1台あればギターの弾き比べでもキャラクターがわかりやすいし、ライブ前のウォームアップにもピッタリですね。
アプリの画面はアンプやエフェクトがたくさん並んでいて、もはやカタログみたい(笑)。それぞれのパラメーターも細かく操作できるし、これがこの小さな本体とスマホでできるのは凄いです。
Fender
Mustang Micro Plus
【スペック】
●入出力端子:1/4フォン・プラグ、PHONE
●接続機能:Bluetooth & USB-C
●電源:充電式バッテリー(USB-C)
●サイズ:38.1(W)x3.07(D)x8(H)cm
●重量:54g
【価格】
23,100円(税込)
【問い合わせ】
フェンダーミュージック
TEL:0120-1946-60
http://fender.com