第53回:ペダルのキャリブレーションって何?|ギター・エフェクターの基礎知識100 第53回:ペダルのキャリブレーションって何?|ギター・エフェクターの基礎知識100

第53回:ペダルのキャリブレーションって何?|ギター・エフェクターの基礎知識100

ギター初心者におくる、ギター・エフェクターの基礎知識100連発! 意外と知らない、今さら聞けない、そんな時のペダル辞典としてもご活用あれ!

文=今西勇仁(Limetone Audio)

第53回:ペダルのキャリブレーションって何?

エクスプレッション・ペダルをマルチ・エフェクターやデジタル・プロセッサーと接続する際、マルチ・エフェクター/デジタル・プロセッサー側(以下、機器側)に“ペダルのキャリブレーション機能”が搭載されている場合があります。これは“ペダルと本体の基準値のズレ”を合わせる機能です。

機器側から“ペダルを踏み込んで”、“かかと側に倒して”という指示が出るのですが、キャリブレーション機能によって“ペダルを踏み込んだ時、電気的にどれくらいの値をペダル側が送ってくるのか”ということを機器側が把握し、本来あるべきペダル動作がきちんとできるように調整してくれるというものです。

機器とエクスプレッション・ペダルが同じメーカーであれば、このようなキャリブレーションは必要ない場合もあるのですが、他メーカーのものであれば必須の設定作業になります。もし、“エクスプレッション・ペダルを踏み込んでも、ちゃんと値がMAXまでいかない”という場合は、キャリブレーションをしっかり設定してもらえればと思います。

マルチ・ディレイとエクスプレッション・ペダル
マルチ・ディレイとエクスプレッション・ペダル

著者プロフィール

今西勇仁

今西勇仁(いまにし・ゆうじん)

ギタリスト/サウンド・エンジニア。エフェクター・ブランド、Limetone Audioのサウンド・デザイナー。 “サンレコ・ミックス・ダウン・コンテスト2006”に入賞し、その後多くのミュージシャンの楽曲のミックスを手がける。また、自身もギタリストとして、アーティストのサポート活動や、レコーディングに参加。並行してプロミュージシャン向けの機材の開発、モディファイを行なう。 2017年に開催された、“第4回エフェクタービルダーズ・コンテスト”(主催:TOKYO EFFECTOR)での優勝を機にLimetone Audioを設立。プレイヤー目線での商品開発、設計を行ない、現在多くのプロの現場で使用されている。各種製品は全国の楽器店で販売中。 2020年よりYouTubeチャンネルをスタート。メーカーの枠にとらわれずに、エフェクターや機材の楽しみ方を皆さまにお伝えします。