第71回:ケーブルは同じメーカーで揃えたほうがいいんですか?|ギター・エフェクターの基礎知識100 第71回:ケーブルは同じメーカーで揃えたほうがいいんですか?|ギター・エフェクターの基礎知識100

第71回:ケーブルは同じメーカーで揃えたほうがいいんですか?|ギター・エフェクターの基礎知識100

ギター初心者におくる、ギター・エフェクターの基礎知識100連発! 意外と知らない、今さら聞けない、そんな時のペダル辞典としてもご活用あれ!

文=今西勇仁(Limetone Audio) 撮影=星野俊

第71回:ケーブルは同じメーカーで揃えたほうがいいんですか?

あまり気にしすぎる必要はありませんが、パッチ・ケーブルについては同じもので揃えることをお薦めします。

ケーブルはメーカーやモデルによって音の特性が異なります。高域がキラッとするようなものもあれば、やや温かいサウンドがするようなものがあったりと、ケーブルによってサウンドの方向性を微調整することが可能です。

自分のお気に入りのケーブルがハッキリしている場合、それで揃えてしまえば良いのですが、例えば比較的音が変わりやすい楽器直後のシールド・ケーブルのみを別のものに変更してみるというアプローチ方法もアリですので、必ずすべてのケーブルを揃えないといけないということはありません。

ただ、ボード内のパッチ・ケーブルについては、1つの種類に統一したほうが良いと考えます。例えば1本目のパッチ・ケーブルはハイとローが目立つもので、2本目のパッチ・ケーブルが中域が目立つものであった場合、ボード内でケーブルの長所の打ち消し合いが発生します。

“良い音がするボードを作りたい!”と思っても、どこで何がどうなっているかの切り分けが難しくなり、“何か音が違うけど何が原因かがわからない”となってしまいます。なので、パッチ・ケーブルはごちゃ混ぜにならないようにして、ボードを組むことをお薦めします。

パッチ・ケーブルを1種類に統一している様子
パッチ・ケーブルを1種類に統一している様子

著者プロフィール

今西勇仁

今西勇仁(いまにし・ゆうじん)

ギタリスト/サウンド・エンジニア。エフェクター・ブランド、Limetone Audioのサウンド・デザイナー。 “サンレコ・ミックス・ダウン・コンテスト2006”に入賞し、その後多くのミュージシャンの楽曲のミックスを手がける。また、自身もギタリストとして、アーティストのサポート活動や、レコーディングに参加。並行してプロミュージシャン向けの機材の開発、モディファイを行なう。 2017年に開催された、“第4回エフェクタービルダーズ・コンテスト”(主催:TOKYO EFFECTOR)での優勝を機にLimetone Audioを設立。プレイヤー目線での商品開発、設計を行ない、現在多くのプロの現場で使用されている。各種製品は全国の楽器店で販売中。 2020年よりYouTubeチャンネルをスタート。メーカーの枠にとらわれずに、エフェクターや機材の楽しみ方を皆さまにお伝えします。