コートニー・バーネットが2026年6月の来日公演で使用した3本のギター コートニー・バーネットが2026年6月の来日公演で使用した3本のギター

コートニー・バーネットが2026年6月の来日公演で使用した3本のギター

2026年3月に4枚目のアルバム『Creature Of Habit』をリリースし、6月に7年ぶりとなるジャパン・ツアーを行なったコートニー・バーネット。ギタマガWEBでは、6月17日(水)Spotify O-EAST公演でコートニーのライブ機材を撮影することができた。本記事では彼女が使用した3本のギターをご紹介しよう。

取材・文=小林弘昂 通訳=トミー・モリー 機材撮影=星野俊 人物撮影=Erina Uemura

Courtney Barnett’s Guitars

2016 Fender
Kurt Cobain Jaguar Left-Hand

ワイルドな歪みを生み出す
レフティ・モデル

コートニーのメイン・ギターは、2016年頃に入手したカート・コバーン・ジャガー。カートが『Nevermind』(1991年)のレコーディング直後から使用していた1965年製ジャガーを復刻したモデルだ。

テックのトーマス・スローン曰く、“僕が手伝い始めた2015年くらいのコートニーはテレキャスターとストラトキャスターをメインにしていたけど、それからすぐにこのギターが導入された”とのこと。

コートニーは左利きのため、それに合うギターを探していたところ本器に出会ったという。以前のインタビューでは、“偶然の選択ではあったけれど、結果的にとても気に入っているよ”とコメント。

コートニーは左手指に指輪を付けることがあり、指輪がボディに当たった際の打痕がいくつも確認できる。

ピックアップはフロントにDiMarzioのDP103 PAF 36th Anniversary、リアにDP100 Super Distortionが搭載されており、コートニーは常にリアを選択。このパワフルなハムバッカー・サウンドが気に入っていると語っていた。

ブリッジはアジャスト・マティック・ブリッジが採用されており、ジャガーに起こりがちな弦落ちの心配もない。

プリセット・コントロールは使用しないため、スイッチがオンにならないようにテープで止められている。

弦はErnie BallのParadigm Power Slinky #2020(.011〜.048)で、チューニングはレギュラーにセッティング。

使用楽曲(2026年6月17日@Spotify O-EAST)

  • 「Stay In Your Lane」
  • 「City Looks Pretty」
  • 「Avant Gardener」
  • 「Small Poppies」
  • 「Same」
  • 「Turning Green」
  • 「History Eraser」
  • 「Anonymous Club」
  • 「Depreston」
  • 「Great Advice」
  • 「Pedestrian At Best」
  • 「Nobody Really Cares If You Don’t Go To The Party」

2023 Fender
Kurt Cobain Jaguar Left-Hand

4カポ用/バックアップ兼用の
カート・コバーン・ジャガー

カポを付けて演奏する楽曲での持ち替え用兼メインのバックアップとして導入された2本目のカート・コバーン・ジャガー。こちらは2023年製だ。

メイン器同様に改造箇所はなく、オリジナルのまま使用されている。

撮影時のライブでは「Mantis」と「Elevator Operator」で登場した。

使用楽曲(2026年6月17日@Spotify O-EAST)

  • 「Mantis」(Capo 4)
  • 「Elevator Operator」(Capo 4)

2024 Fender
American Vintage Ⅱ 1961 Stratocaster Left-Hand

ビンテージの仕様を再現した
リイシュー・ストラトキャスター

撮影時のライブでは、おもに2カポの楽曲で使用されたAmerican Vintage Ⅱシリーズのストラトキャスター。American Vintage Ⅱシリーズは2022年に登場したシリーズで、本器は2024年製。1961年モデルのストラトキャスターが忠実に再現されている。

ピックアップはPure Vintage ’61 Stratocasterが採用されており、コートニーはジャガーと同じくリアのみを選択。

ちなみに、以前メインで使用していたストラトキャスターは現在オーストラリアにある倉庫に保管されているとのこと。

使用楽曲(2026年6月17日@Spotify O-EAST)

  • 「Sugar Plum」(Capo 2)
  • 「Wonder」(Capo 2)
  • 「Before You Gotta Go」(Capo 2)
  • 「Write A List Of Things To Look Forward To」(Capo 2)
  • 「One Thing At A Time」(Capo 2)
  • 「Mostly Patient」

Picks

ピックはJim DunlopのTortex Standardで、コートニーのオリジナル・デザインがプリントされている。厚さはおそらく.88mm。

2026年6月17日(水)Spotify O-EAST


【Setlist】
01. Stay In Your Lane
02. City Looks Pretty
03. Avant Gardener
04. Small Poppies
05. Mantis
06. Same
07. Turning Green
08. History Eraser
09. Anonymous Club
10. Depreston
11. Great Advice
12. Elevator Operator
13. Sugar Plum
14. Wonder
15. Before You Gotta Go
16. Write A List Of Things To Look Forward To
17. One Thing At A Time

-Encore-
18. Mostly Patient
19. Pedestrian At Best
20. Nobody Really Cares If You Don’t Go To The Party

作品データ

『Creature Of Habit』
コートニー・バーネット

VMG
UICB-1038
2026年3月27日リリース

―Track List―

01. Stay In Your Lane
02. Wonder
03. Site Unseen (featuring Waxahatchee)
04. Mostly Patient
05. One Thing At A Time
06. Mantis
07. Sugar Plum
08. Same
09. Great Advice
10. Another Beautiful Day

―Guitarist―

コートニー・バーネット