特集:川谷絵音
川谷絵音率いる5人組バンド、ジェニーハイが2ndアルバム『ジェニースター』をリリース! 10月号では本作品を軸に、ジェニーハイでのギター術を聞いたインタビュー、愛用機材紹介、フレーズ分析の3本立てで川谷絵音特集をお届けします。サブ特集の“センチメンタル・シティ・ロマンス三部作物語”、“『All Things Must Pass』とジョージ・ハリスンの魂の開花”も必見!
川谷絵音のユニークな愛用楽器の数々に注目!
インタビュー:川谷絵音が語るジェニーハイでのギター術
ゲスの極み乙女。やindigo la Endなど、数々の個性的なバンドを手がける川谷絵音。中でもジェニーハイにおけるギターの立ち位置やフレーズの作り方について、じっくりと聞きました。
愛用ギター・ギャラリー
メイン・ギターのFano Guitars/GF6を始め、個性的な愛器の数々を一挙に11本紹介。ググッと細部に迫った写真とともにお楽しみ下さい!
ペダル・ボード徹底解剖
取材時に持参してくれた“ゲスの極み乙女。&ジェニーハイ”用ペダル・ボードと、indigo la End用ボードの2枚を詳細に解説。気になるエフェクターがあれば、ぜひ自身の足下に取り入れてみては?
新作『ジェニースター』のギターを弾く
最新作『ジェニースター』から、川谷絵音のギター・プレイを抜粋して譜例を紹介しよう。柔軟なアイディアが光るフレージングの数々を実際に弾いて体感すべし!
センチメンタル・シティ・ロマンス三部作物語
70年代の日本語ロックを代表するバンドのひとつ、センチメンタル・シティ・ロマンス。結成は名古屋、1973年。ウェストコースト・ロックやソウル、フォーク、ジャム・バンド、果てはサンバやレゲエなど、幅広い要素を内包した彼らの音楽には、常に心地よいギターが鳴り響いていた。今回は去る7月に逝去した中野督夫(vo,g)を追悼し、センチの1stから3rdアルバムを“三部作”として、そのサウンドの秘密に迫ろう。
『All Things Must Pass』とジョージ・ハリスンの魂の開花
1970年、ロック史上における金字塔が誕生した。“静かなビートル”と呼ばれたジョージ・ハリスンが、バンド解散後にほかの誰よりも早くヒットさせた大胆不敵なソロ作、『All Things Must Pass』である。
そうそうたる面子の仲間たちを巻き込み、これまでになく自由な発想で紡いだ本作は、LP3枚組という当時としても異例の超大作となった。そこで聴ける、奥深くのびやかなメロディで鳴らされたスライド・ギターは、多くの聴衆の耳を虜にしていったのは言うまでもない。同時に、ジョージ自身のくすぶった魂も解放され、ギタリストとしての才能を大きく開花させていくことになったのだ。発表から半世紀の時を経て、本作の50周年記念盤が今年日本でリリースされた。
そこで改めて、この作品の魅力を思い返してみようではないか。“ギタリスト=ジョージ・ハリスン”を飛躍に導いた本作を今一度考察するべく、多方面からその魅力を紐解いていく。
追悼 末原康志 ~ギター・マガジンを支えてくれた恩人へ~
2021年7月4日、末原康志が天国へと旅立った。腕利きのセッション・ギタリストであり、アレンジャー/プロデューサーとしても活躍、ミュージシャンからの信頼も厚い人だった。本誌読者にとっても“末原名人”として馴染み深い存在であることと思う。そして我々ギター・マガジン編集部にとっては、名企画をいくつも一緒に作ってきた盟友のような存在でもある。本稿では、そんな恩人と我々ギター・マガジンとの思い出を紹介しながら、名人を偲びたい。
GM SELECTION(※電子版には収録されておりません)
・「SEPTEMBER」竹内まりや
・「セクシャルバイオレットNo.1」B’z
特集以外も見どころ満載!
INTERVIEW
・鈴木茂×村松邦男(後編)
・山弦(小倉博和 & 佐橋佳幸)
・カネコアヤノ × 林宏敏
PICKUP
◎俺のボス/武田信幸(LITE)
◎ナッグス・ギターズ トップ・ビルダーが練り上げる美しきハイエンド・ギター
2009年、元PRSプライベート・ストック責任者という経歴も持つジョー・ナッグスが立ち上げたナッグス・ギターズ。ここで作られているモデルたちを、ひと言で総称すれば“超実用型の高級ギター”だろうか。厳選された木材と美しい塗装、艶やかなボディ・カーブといった高級品としての佇まいを持ちつつ、ネック形状からジョイント部の加工、独自に開発したブリッジまであらゆる方面で実用性を追求している。ギターとは概して、“音を出す道具”であると同時に“工芸品”としての側面も持っているが、その両方をきわめて高いレベルで実現しているブランドと言えるだろう。そんなナッグスの真価を本記事でじっくり探っていく。
連載
◎トシ矢嶋のLONDON RHAPSODY
◎マーク・スピアー(クルアンビン)の「此処ではない何処かへ」
◎40枚の偉大な◯◯◯名盤 第10回:60年代ブルース
◎Opening Act/夕日(NEE)
◎ジャキーン!~『SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん』番外編
◎横山健の続・Sweet Little Blues
◎9mm滝のまたやっちゃいました~世界の滝工房から
- 定価880円(税込)
- 品種雑誌
- 仕様A4変形判
- 発売日2021-09-13