ギター・マガジン表紙登場回数最多ギタリスト・ランキング 9位の発表! ギター・マガジン表紙登場回数最多ギタリスト・ランキング 9位の発表!

ギター・マガジン表紙登場回数最多ギタリスト・ランキング 9位の発表!

文:中島康晴(ギター・マガジン編集部)

 “ギター・マガジン表紙登場回数最多ギタリスト・ランキング”の第2回目の今回は9位の発表です!!

【9位 – 表紙登場回数:7回】
B.B.キング
スティーヴ・ヴァイ
スティーヴ・ルカサー
松本孝弘

 9位は、B.B.キング、スティーヴ・ヴァイ、スティーヴ・ルカサー、松本孝弘の4人でした。表紙への登場回数は各7回です。

B.B.キング

 B.B.キングの表紙のうち、最初の3回はジョン・リー・フッカーとの2ショット(1993年11月号)と、エリック・クラプトンとの2ショット(1998年2月号および2000年8月号)でした。

 単独での初登場は、ステージ上で愛器ルシールを手にパフォーマンスを行なう彼の勇姿をとらえた2008年3月号です。

 次の2015年8月号の表紙からは、B.B.の堂々たる風格とともに、どこか悲しげな印象が感じられるかもしれません。そのとおり、これは彼の訃報を受けての追悼記事「“キング・オブ・ザ・ブルース”が遺したもの」を掲載した号でした。

 そして没後もブルースをテーマにした号で、レジェンドたるB.B.キングを2回表紙にしています。

1993年11月号
1998年2月号
2000年8月号
2008年3月号
2015年8月号
2017年2月号
2019年8月号

スティーヴ・ヴァイ

 スティーヴ・ヴァイの表紙初登場は1986年の9月号。デイヴィッド・リー・ロスのアルバム『イート・エム・アンド・スマイル』でビリー・シーンとともに超絶なプレイをくり広げ、ギター・キッズの度肝を抜いた頃です。表紙で持っているギターはまだアイバニーズではありません。

 次の1988年4月号では、アイバニーズ製のハート型トリプル・ネック・ギターを見ることができます。このギターの視覚的なインパクトが、ヴァイの存在や特異性を一層強く世間に知らしめました。

 1997年1月号の表紙はG3(ジー・スリー)です。G3の最初のメンバーはヴァイ、ジョー・サトリアーニ、そしてエリック・ジョンソンでした。そうそうたる顔ぶれですね。

1986年9月号
1988年4月号
1993年9月号
1995年5月号
1996年10月号
1997年1月号
2005年4月号

スティーヴ・ルカサー

 スティーヴ・ルカサーが表紙になった初期の3冊に掲載されたスコア(譜面)に着目すると、1981年4月号はアルバム『ターン・バック』(1981年発表)収録の「グッドバイ・エリノア」、1982年5月号は『TOTO IV~聖なる剣』(1982年)の「ラヴァーズ・イン・ザ・ナイト」、1984年12月号は『アイソレーション』(1984年)の「ストレンジャー・イン・タウン」となっています。これはつまりTOTOのニュー・アルバムの曲をコピーしたいと思う読者が、当時はそれだけ多かったということでしょう。

 ルカサーはTOTOだけでなく、セッションで参加したAOR(アダルト・オリエンテッド・ロック)系ミュージシャンの作品でも珠玉のギター・プレイを残しているので、ファンはそちらも見逃せず、ついついアルバムの購入で散財してしまう人もいたのでは?

 なお1986年8月号の表紙は、この年に軽井沢で開催されたフェスで共演したルカサー、ジェフ・ベック、カルロス・サンタナです。

1981年4月号
1982年5月号
1984年12月号
1985年4月号
1986年8月号
1986年11月号
1988年1月号

松本孝弘

 松本孝弘氏も9位に入りました。前回に出したクイズのQ1「日本のギタリストは何人でしょうか? またそれは誰でしょうか?」のふたり目です。

 表紙への初登場はB’zのデビューから10年が経過した1998年の6月号でした。1998年は、B’z初のオフィシャル・ベスト・アルバムである『B’z The Best “Pleasure”』と『B’z The Best “Treasure”』が日本の音楽界において空前のヒットを記録した年です。またこの時点でギタリストとして10数年のキャリアを持つ松本氏でしたが、この号のインタビューでは、プロ・ミュージシャンになったきっかけから、セッションマン時代のこと、B’z結成のいきさつなども語っていただきました。

 その後の松本氏のインタビューには、輝かしいエピソードが満載です。たとえば日本人として初めてギブソン・レス・ポールのシグネチャー・アーティストに選ばれたこと(1999年5月号)、エリック・マーティン(MR.BIG)やジャック・ブレイズ(ナイトレンジャー)らの海外勢とバンド“TAK MATSUMOTO GROUP(TMG)”を結成したこと(2007年7月号)、のちにグラミー賞を受賞したラリー・カールトンとの共演盤のこと(2010年7月号)など。

 ギター少年たちの夢を、そのキャリアにおいて見事に具現化してきた松本氏ですが、号によっては本人による奏法解説記事が載ったこともありました。自分がギター少年だった頃の気持ちを覚えているからこそ、そうした取材にも応えてくれたのでしょう。

1998年6月号
1999年5月号
2004年7月号
2010年7月号
2012年7月号
2014年6月号
2016年5月号

 以上が9位にランクインした4人のギタリストでした。次回は8位を発表します。公開は2020年11月22日(日)の予定です。