黒人音楽へと急接近したジェフ・ベック。続く超名盤『Blow By Blow』で聴けるブラック・フィーリング溢れるプレイ・スタイルは、この第2期ジェフ・ベック・グループで土台が完成した。今回は『Rough And Ready』と『The Jeff Beck Group』の中から黒い香り漂うプレイを抜粋して紹介しよう。
文=編集部 譜例作成/解説=石沢功治 Photo by Andrew Putler/Redferns/Getty Images
歌、バッキング、リズムをギターで表現
ソウル/R&B/ファンクに傾倒していった第2期ジェフ・ベック・グループ。しかし、ベックは単にそういった類の楽曲で鳴っていたギターをコピーするわけではなく、歌やリズム体も含めた“フィーリング”をギターで表現していたのだと思う。このように“模倣”ではなく“吸収する”姿勢だったからこそ、唯一無二のギタリストとなりえたのだ。
『Rough And Ready』と『Jeff Beck Group』の2作品から、その“フィーリング”が垣間見ることができるプレイをモチーフにした譜例をお届けしよう。
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