『ギタリストなら絶対に聴くべき名盤40』の第6弾のテーマは“80年代シティ・ポップ”です。インターネットの発達により、21世紀になってから世界の人々から“再発見”されたこのジャンルは、もう日本の宝ですね! その第1回目で紹介するのは、その代表格たる山下達郎、竹内まりや、大滝詠一、松任谷由実、吉田美奈子のアルバムです。
文・選盤=西山隆行 協力=ガモウユウイチ
NIAGARA TRIANGLE VOL.2(大滝詠一、佐野元春、杉真理)
『NIAGARA TRIANGLE VOL.2』
●リリース:1982年
●ギタリスト:村松邦男、今剛、土方隆行、伊藤銀次、矢島賢、鈴木茂、杉真理、佐々木信教、青山徹、谷康一、吉川忠英、安田裕美、笛吹利明、 田代耕一郎、徳武弘文、加藤博之、 鳴海寛、三畑卓次、宮本浩和、松下誠、荻谷清
夏色シティ・ポップの金字塔!
大滝が杉とソロ・デビューしたばかりの佐野をスカウトし、3人それぞれ曲を持ち寄って作り上げた名作。同作VOL.1の色を引き継いだ軽快な楽曲カラー、リバーブ感が全開にスプラッシュした夏サウンドが極上! これぞシティ・ポップの金字塔と言ってしまおう。「Nobody」でのビートルズ風ギターは楽しく、「Water Color」での鈴木茂の滑らかなソロも必聴。