『御茶ノ水 GUITAR SPIRITS！』は、ギターの魅力を再発見するBS11のテレビ番組。メイン・パーソナリティは江口洋介。第1回は、織田哲郎や春畑道哉（TUBE）、弓木英梨乃、Reiなどが登場した。2023年12月24日（日）よる7時から放送される第2回は、進行役に和田唱（TRICERATOPS）、ゲストにはINORAN（LUNA SEA）、オカモトコウキ（OKAMOTO’S）、Anlyを迎え、トーク&セッションを通じてギターの魅力を深掘りしていく。その収録現場の模様をお届けしよう。
文＝辻昌志 撮影＝小原啓樹 八島崇
※本記事はギター・マガジン2024年1月号に掲載された記事を一部抜粋／再編集したものです。
御茶ノ水 GUITAR SPIRITS！
放送日時：2023年12月24日（日）よる7時〜
チャンネル：BS11 全国無料放送
メイン・パーソナリティ：江口洋介
進行：和田唱（TRICERATOPS）
ゲスト：INORAN（LUNA SEA）、オカモトコウキ（OKAMOTO’S）、Anly
愛器についてディープに語り合う
ギタリストだらけ、ギター度100%の1日！
ギターについて、ひたすら語り合うテレビ番組……とくれば、本誌読者にとっては垂涎モノだろう。ギター好きとして知られるMCの江口洋介のサポートを務めるのが、生粋のビンテージ・ギター・フリーク＝和田唱だから、なおさらだ。
気になる内容は、江口&和田によるライブと、オカモトコウキとAnlyを迎えてのトーク&ライブ・セッションをメインに、フェンダー初の旗艦店＝Fender Flagship Tokyoで行なわれたINORAN×江口の対談もあるという、なかなかの贅沢っぷりである。
さて、本稿では収録現場への密着取材をもとに、番組の見どころを紹介しよう。
まずは、江口が1人でロケに向かった原宿のFender Flagship Tokyoの撮影内容から。アパレルも扱う広々とした店内を歩き回り、最新のフェンダー・ギターやギアを物色する江口だが、ここでのハイライトはやはりINORANとのギター談義だ。
カスタムショップからシグネチャー・ジャズマスターを発売しているINORAN。66年製ジャズマスターを愛用する江口は、その相手としてうってつけだったのだろう。このまま飲みにでも行ってしまうのかというほど意気投合し、ギター話は尽きることがなかった。
場所はかわって、和田唱も加わったスタジオ収録。ゲスト2人（オカモトコウキとAnly）のギタリストとしての側面、愛用機材までをディープに掘るという充実の内容だ。
オカモトコウキとのセッション・ライブでは、和田と共に「90’S TOKYO BOYS」（OKAMOTO’S）を披露。注目は2人による白熱のギター・ソロ・バトル。コウキの64年製ストラトと和田の60年製テレキャスターという、強烈な組み合わせのビンテージ・トーンにも耳を傾けたい。
エド・シーランにも影響を受けたというAnlyとのトークでは、ルーパーを使ってグルーヴィに楽曲を構築していく彼女に、江口と和田は興味津々の模様。
ライブはアニメのテーマ・ソングにもなった「好きにしなよ」を1人で演奏。ルーパーを駆使して曲を盛り上げていくそのパフォーマンスは圧巻で、食い入るようにそのステージングを見つめていた舞台袖の江口と和田も印象的だった。
江口と和田による2曲のセッションも見ものだ。江口がジャズマスターでリードをとるゴキゲンなロックンロール「Back In The U.S.S.R.」（ビートルズ）に加え、2人で共作したという「風の街」をアコギ弾き語りでしっとりと演奏。丸1日の長い収録におけるフィナーレとしても、最高の締めだった。
ギター・ファン必見の『御茶ノ水 GUITAR SPIRITS！』。ギタリストにとって、年末の風物詩として定着すること間違いなしか！？
御茶ノ水 GUITAR SPIRITS！
放送日：2023年12月24日（日）よる7時〜
チャンネル：BS11 全国無料放送
メイン・パーソナリティ：江口洋介
進行：和田唱（TRICERATOPS）
ゲスト：INORAN（LUNA SEA）、オカモトコウキ（OKAMOTO’S）、Anly
