ピックは試し弾きできる? | ギター知恵袋:035 ピックは試し弾きできる? | ギター知恵袋:035

ピックは試し弾きできる? | ギター知恵袋:035

ギター初心者に贈るQ&A集。あなたの疑問に答えます!

文:いちむらまさき 撮影:山下陽子(SLANG)
*この記事は書籍『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』(リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。
*画像は書籍からの流用のためモノクロです。ご了承ください。

Q:
ピックを楽器屋さんで購入する時に試し弾きはできるのですか?

A:

楽器屋さんと仲良くなれば、試奏させてもらえる場合があるかもしれませんが、100円前後のもので、消耗品でもあるので、基本的にはピックは試奏できないものだと思って下さい。

ピックは店で触ってみて選び、購入したのち実際に自分で弾いてみて、その結果、また同じピックを買うかどうかを検討する商品です。

その購入後のピックの感触チェックとしては、生音状態で弦にタッチする感触や弾きやすさだけでなく、ギター・アンプを通してどんな音色が出ているかも複数のピックで聴き比べつつ、そのピックが自分に合っているかどうかを判断したいところです。「生音で弾きやすいピック=ギター・アンプから良い音が出る」と決定されるわけではないですからね。

ちなみに筆者は、基本的には指(の爪ではなくて皮膚)弾きですが、カントリーを演奏する時は「フラット・サム・ピック」、ベンチャーズ系の曲のサイド・ギターでは「おにぎり型:厚め」、カッティングの時は「ティアドロップ型:薄め」と使い分けています。音楽ごとに合ったサウンドを出しやすいピックの傾向があるからです。

いろいろなシェイプや厚さのピック
色々なシェイプや厚さのピックがあります。ちなみに通常は上段左端のタイプと上段右から2番目のタイプをティアドロップ型と言いますが、実は左端のジム・ダンロップ製は正式にはスタンダードと呼ばれるシェイプで、“ジム・ダンロップのティアドロップ型”は上段左から2番目のものに近いシェイプのことになります。そういったようにメーカーや人によって“三角”だったり“おにぎり”だったりなど、多少の呼称違いはあるようです。

さらには100円ショップで購入したビニール板をハサミでピック型に切って使ったりもしています。

ビニール板をハサミで切る
筆者はビニール板をハサミで切ってオリジナルのピックを作ったりもします。

『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます! 知らなきゃ損するギター知恵袋』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
発売日2015/12/10
ISBN9784845621262

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki