スライドをする時のちょうど良い力の入れ具合 | ギター知恵袋:123 スライドをする時のちょうど良い力の入れ具合 | ギター知恵袋:123

スライドをする時のちょうど良い力の入れ具合 | ギター知恵袋:123

ギター初心者に贈るQ&A集。あなたの疑問に答えます!

文:いちむらまさき
*この記事は書籍『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』(リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。

Q:
スライドの場合、左手指が横移動している最中というのは、どれくらい指に力を入れているものなのですか?

A:

まずスライドをするときに絶対に大切なことは「指を弦から離さないこと」です。

次に、音が持続できなくなりますので、右手側でミュートをしてしまうのは駄目です。

弦はフレットおよび指板方向に押さえつけていてこそ、スライドの横移動の間も音が消えることなく音程変化していきます。つまり通常の弦を押さえる力も必要でありつつ、弦から指が離れることなくフレット越えできるくらいの微妙な力の抜き具合が必要となります。

これを逆に考えると「音を出すためにはスライドできるくらいの力加減で弦を押さえれば十分」ということにもなり、スライド時の指の力の入れ具合というのは、通常の押さえ方の際の指の力の抜き具合を考える目安にもなります。

スライドのスタート地点からゴール地点まで、弦を押さえたままで指を横移動させるが、微妙な力の抜き具合も必要。
スライドのスタート地点からゴール地点まで、弦を押さえたままで指を横移動させるが、微妙な力の抜き具合も必要。(編集部)

『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます! 知らなきゃ損するギター知恵袋』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
発売日2015/12/10
ISBN9784845621262

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki