楽器屋で“弾いてみますか?”と聞かれたら? | ギター知恵袋:161 楽器屋で“弾いてみますか?”と聞かれたら? | ギター知恵袋:161

楽器屋で“弾いてみますか?”と聞かれたら? | ギター知恵袋:161

ギター初心者に贈るQ&A集。あなたの疑問に答えます!

文:いちむらまさき
*この記事は書籍『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』(リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。

Q:
まだほとんどギターを弾けないのですが、欲しいギターがあったので楽器店に入ってみたら、店員さんに“弾いてみますか?”と言われてドキドキして、断ってしまいました。

A:

筆者は、ギターがほとんど弾けない状態でギターを買いに行ったのは、最初のアコースティック・ギターを買った中学1年生の時の1度だけです。見た目で判断して気に入ったギターを3本ほど触らせてもらい、Cコードを上からジャラーン、ジャラーン、ジャラーンと何度も何度も何度も弾いて、“これ下さい”とその中の1本を購入しました。

その経験で結果的にこれで良かったのだというポイントがあります。“Cコードを上からジャラーン、ジャラーンと何度も弾いて試奏する中学生”……これはねぇ、ある意味フレーズを弾く人よりも店員さんからしたら脅威ですよ(笑)? Cコードの音色のみでギターの良い悪いを判断をしてるんだから。達人か素人か判断できない。

すなわち、“フレーズが弾けなかったとしても恥ずかしくない”ということです。というか、誰でも最初は初心者なんだから、初心者らしく初心者に見合った試奏をすれば良いのです。

店員さんは試奏する初心者に慣れています。そしてあなたのギターの腕前を別に気にしていませんので“上手に弾く必要はない”ということです。

それでも試奏するのが嫌な場合は、ギターが弾ける友人を探して一緒に試奏しに行くというテもあります。

試奏してみますか?

『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます! 知らなきゃ損するギター知恵袋』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
発売日2015/12/10
ISBN9784845621262

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki