右手を使わない練習 | ギター上達100の裏ワザ:010 右手を使わない練習 | ギター上達100の裏ワザ:010

右手を使わない練習 | ギター上達100の裏ワザ:010

「こんな練習方法や考え方があったのか!」……読むだけで上達する魔法のギター講座

文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく
*この記事は書籍『ギター上達100の裏ワザ 知ってトクする効果的な練習法&ヒント集』(リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。

ハンマリング&プリングの上達には ➡ ピッキングなしのフレーズ練習

左手だけで音を出す、出さない譜
左手だけで音を出す、出さない譜

 上の譜例を右手を使わずに、左手だけで音を鳴らしてみましょう。ハンマリング・オンやプリング・オフのテクニックを必要とします。難しいですか? しかし、安心して下さい。本来、左指で弦を押さえる際には、“力を入れ過ぎない”のがコツです。

 次に、真逆の練習をします。上の譜例を左手でなぞるのですが、一切音を出さないようにしてみましょう。でも、だれでも少しくらいの音が鳴ってしまうはずです。ここにポイントがあります。この“音を鳴らす” 、“音を鳴らさない”の中間の感覚──それが“力を入れ過ぎない左手の押さえ方”です。

 例えば、1時間のステージで、ずっと力を込めて押さえていたのでは、終盤には疲れてしまいます。そうではなく、弱い力で正確に弦を押さえることが重要なのです。この考え方は、弱い力でハンマリング・オンやプリング・オフ音を鳴らすことができるようになるポイント探しのコツでもあります。本来Fなどのセーハ・コードでも、人差指には力を込め過ぎないことがコツです。その感覚をマスターする練習です。

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『ギター上達100の裏ワザ 知ってトクする効果的な練習法&ヒント集』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
発売日2006.05.17
ISBN9784845613168

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki