練習と本番は分けて考える | ギター上達100の裏ワザ:011 練習と本番は分けて考える | ギター上達100の裏ワザ:011

練習と本番は分けて考える | ギター上達100の裏ワザ:011

「こんな練習方法や考え方があったのか!」……読むだけで上達する魔法のギター講座

文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく
*この記事は書籍『ギター上達100の裏ワザ 知ってトクする効果的な練習法&ヒント集』(リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。

本番で間違えないようにするには ➡ 練習の意味を理解する

 練習と本番は、分けて考えましょう。本番で間違いをする人は、練習と本番を同じスタンスで考えているのです。

 多くの人が、楽曲を覚えるように、スムーズに弾けるように、と練習をしますね。その際に“もっとテンポ・キープしなきゃ”、“ここの薬指は難しいぞ”などと考えているでしょう。しかし、そうした考えは、本番に持ち越してはいけません。本番では“表現すること”に精神を集中するべきです。

 本番中に“あれ、次のコード何だっけ?”と曲をド忘れすることは、だれにでもあります。それを少なくするためには、頭で楽曲を覚えるのではなく、“指に楽曲を覚えさせる”練習が必要です。その“慣れ”の結果として、(忘れてしまった瞬間も)手が勝手にフレーズを導き出してくれます。その目安は練習量ではありません。効率良く練習を行なっていることによって蓄積された“自信”が、両手に備わっていくのです

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『ギター上達100の裏ワザ 知ってトクする効果的な練習法&ヒント集』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
発売日2006.05.17
ISBN9784845613168

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki