練習を2段階で考える | ギター上達100の裏ワザ:012 練習を2段階で考える | ギター上達100の裏ワザ:012

練習を2段階で考える | ギター上達100の裏ワザ:012

「こんな練習方法や考え方があったのか!」……読むだけで上達する魔法のギター講座

文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく
*この記事は書籍『ギター上達100の裏ワザ 知ってトクする効果的な練習法&ヒント集』(リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。

楽曲を覚えるには ➡ 弾き慣れる練習をしよう

 多くの人が“覚えること”を重視し、“慣れること”を軽視しがちです。①弾き方を覚え→②弾き慣れる→③本番でプレイ、という流れの中で、圧倒的に②の“慣れるための練習”の時間が少ないことがほとんどです。

 そこで、練習を“覚える”と“慣れる”の2段階で考え、②において、“表現方法を色々と試してみる”ことをテーマとしてみて下さい。“ここは音量を大きくしたほうがいいかな”とか“ここは、より優しい気持ちで弾くべきだな”と探ることに時間をかける──これにトライするには、まず楽曲を覚え終わっていないといけません。つまり②を意識すれば、①の完全度が高くなり、③での表現が広がることに近づきます。

 特に、ソロ・ギター・スタイルに取り組んでいる人には、バンドで言うところの“スタジオ・リハーサル”がありません。そこに相当するのが②の段階と思ってみましょう。

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『ギター上達100の裏ワザ 知ってトクする効果的な練習法&ヒント集』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
発売日2006.05.17
ISBN9784845613168

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki