ドラマーのリズム | ギター上達100の裏ワザ:085 ドラマーのリズム | ギター上達100の裏ワザ:085

ドラマーのリズム | ギター上達100の裏ワザ:085

「こんな練習方法や考え方があったのか!」……読むだけで上達する魔法のギター講座

文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく
*この記事は書籍『ギター上達100の裏ワザ 知ってトクする効果的な練習法&ヒント集』(リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。

バンドで乗るには ➡ ドラムのパートを理解しよう

ハイハットが前ノリで、スネアがジャスト、バスドラが後ノリという例
ハイハットが前ノリで、スネアがジャスト、バスドラが後ノリという例

 1人のドラマーが叩くハイハット、スネア、バスドラでも、“ノリ”が同じとは限りません。上図のように、ハイハットが前ノリで、スネアがジャスト、バスドラが後ノリということもあるのです(もちろん、すべて前ノリとか、すべて後ノリとかもあります)。ですから、ドラマー1人で、1つの“点”を想定していると言えます。

 その“点”とベースシトの“点”が同じだと、良いバンドになっていく可能性があります。そこに、違う“点”を想定してしまうギタリストが参加すると“あいつ、何か合わないよな”という結果になってしまうこともあります。“前ノリ”でも“後ノリ”でも構いませんが、“点”が違うと合奏が難しいということです。

 これはあくまでも“超”上級コースの話ですが、初級コースでも“何となく合わない”という問題に当たることはあります。だから、皆、まずはテンポ・キープの練習をする必要があるのです。

『ギター上達100の裏ワザ 知ってトクする効果的な練習法&ヒント集』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
発売日2006.05.17
ISBN9784845613168

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki