文:井戸沼尚也、編集部 製品撮影:星野俊
コマホワイト・カスタム・ケーブル
CW-R3
デジタルな音像にもマッチ
ネット・シーンのギタリストやベーシストからの支持が高いComawhiteの新作は、クリアな音質、太さと芯のあるサウンドを併せ持つギター/ベース共用ケーブル。ハイファイというよりは温かみのあるサウンド志向で、デジタル的な冷たい音に合わせると良い結果を得られそう。C.C.Cロゴが入ったジャックを楽器側につなぐのが通常の使い方だが、あえて逆方向にしても異なるサウンドを得られるので、好みで使い分けるのもアリだ。
NISHIDA’S COMMENT
中音域にパンチがあって音量も大きいですね。
中音域にハリがありますね! ジャズマスターのリアPUを使っても全然耳に痛くないです。あとミッドにパンチがあるから、音量が一段階大きくなった印象もあります。ハイも足りないわけではないですが、あえて抑えてあるかもしれません。ゴリッとした芯のある音なので、歪ませてもいいですし、ハムバッカーの音にも合いそうです。ジャックの方向性については、通常の方向ではミドルが強くて、逆方向にすると少しスッキリする印象ですね。
ライン録音レビュー
ロー・ミッド(200Hz~400Hz)周辺がやや強めで、重心低めの音作りにぴったり。マーシャル系モデリングとも相性良し。(編集部)
Comawhite Custom Cable
CW-R3
価格 :10,742円(3m S-S)(税抜)
Comawhite Custom Cable https://cw-cable.com
*本記事はギター・マガジン2020年10月号にも掲載されています。
本号の特集は「’70s BLUE NOTE〜70年代ブルーノートとクロスオーバー前夜のギタリスト」。”新時代の音を作ってやる”という気概のこもった当時のギタリストたちのプレイと、デヴィッド・T.ウォーカー、リー・リトナーらの証言インタビューで、彼らのドラマと偉業に迫っていく。