文:井戸沼尚也、関口真一郎、編集部 製品撮影:星野俊
ビビー
プロフェッショナル・トーン・ケーブル
ペダル・ブランドの新鋭が打ち出す1本
人気エフェクター・ブランドのVivieが展開するハイクオリティ・ケーブル。芯線にはワイド・レンジで豊かな倍音を伝えるOFC(無酸素銅)を使用。このOFCに同芯撚りを施すことで耐久性を高め、信号を安定して供給できるようにしている。導体側と絶縁体側の両方に伝導カーボン・ビニールを採用し、外来ノイズを低減。さらにプラグ・キャップはVivieのオリジナルで、抜き挿ししやすい長さにデザイン。
NISHIDA’S COMMENT
ハイがクリアなのでミックスの中で埋もれない。
ハイの透明感が印象的ですね。すごくクリアでキラッとしているんですけど、耳が痛いところまではいかない、ちょうど良いところに調整されています。これなら空間系エフェクトのエアー感もキレイに出ると思います。ローはタイトでスッキリしていますね。DTMをやる人はギターをシャキッと立ち上がらせることに苦労していると思うんですが、これを使えばミックスの時にトラックの中に埋もれず、混ぜやすい音になりそうです。
ライン録音レビュー
プレゼンス域の音の伸びが魅力的で、1~3弦を使ったアルペジオやハイ・ポジションでのリードが気持ち良い。(編集部)
BRAND INTRODUCTION
最新の音楽シーンを見据えた設計思想
国産エフェクター・ブランドとして近年急速に成長しているVivie。2015年に設立されたばかりの若いブランドながら、SNSを中心に大きな話題を集めている注目株だ。第一線で活躍するプロ・ミュージシャンからのディレクションをもとに、すべての製品が最新の音楽にマッチするように設計。DAWソフトを使用したアナライズをくり返し、必要な音域や帯域、機能、サウンドの徹底検証をポリシーとする。エンジニア、ギタリスト双方の異なる視点を盛り込みながら、綿密に調整されたプロ・クオリティの製品は、百花繚乱のエフェクター市場の中でも大きな存在感を放つ存在だ。
大村孝佳のシグネチャー・エフェクターIRENE 66を手がけたことでも知られ、ディストーションからオーバードライブ、ブースターや空間系など魅力溢れる製品群をハンドメイド製作。筐体デザインも特徴的で、絵柄のデザインはデザイナーに依頼。サウンド・イメージに沿った動物のイラストをあしらった、ファンシーでクールな外観に仕上がっている。そんなVivieから販売されているオリジナル・ケーブルがProfessional Tone Cable。原音重視のクリアな特性とロー・ノイズを追求したモデルで、独自に設計した長めのプラグを採用することにより、抜き挿ししやすくなっている。
OTHER MODEL
[写真左]プロフェッショナル・シリーズのオーバードライブ、CALLION(26,800円)。歪みの反応性、音域バランス、コード分離感が高次元でまとまった万能機だ。
[写真右]クリーン~クランチ間に特化し、ブースターに最適なオーバードライブのWildCat(19,800円)。
Vivie
Professional Tone Cable
価格 :4,580円(3m S-S)(税抜)
CygnusEntertainment info@cygnus-entertainment
*本記事はギター・マガジン2020年10月号にも掲載されています。
本号の特集は「’70s BLUE NOTE〜70年代ブルーノートとクロスオーバー前夜のギタリスト」。”新時代の音を作ってやる”という気概のこもった当時のギタリストたちのプレイと、デヴィッド・T.ウォーカー、リー・リトナーらの証言インタビューで、彼らのドラマと偉業に迫っていく。