5万円以下で買える!ギタリスト向けオーディオ・インターフェース8選 5万円以下で買える!ギタリスト向けオーディオ・インターフェース8選

5万円以下で買える!
ギタリスト向けオーディオ・インターフェース8選

自宅時間が増えた今、“せっかくだから宅録にチャレンジしよう!”と一念発起する人がたくさんいるようですね。そこで必要になるのが、PCと楽器をつなぐ“オーディオ・インターフェース”です。この特集、『ギタリスト向けオーディオ・インターフェース8選』では、5万円以下で買える、かつさまざまなタイプのギター弾きにマッチする8機種をピックアップして、関口シンゴに試奏を依頼。初心者はもちろん、リーズナブルな最新機種に買い替えたいギタリストもぜひチェックして下さい。きっと自分にピッタリの1台が見つかるはず!

取材/文=編集部 撮影=星野俊

試奏者
関口シンゴ

関口シンゴ

関口シンゴ◎せきぐち・しんご/Ovallのギタリストで、自身のSNSアカウントでは自撮りギター演奏動画を投稿し注目を集めている。Charaや藤原さくらなど、多数のアーティストのサポート・ギタリストのほか、プロデューサーとしても活躍中。ソロ名義で最新シングル「Recollection」を2020年9月にリリース。

今回試奏したラインナップは以下の8機種。関口シンゴによるひと言インプレッションとともに紹介していこう。自分のスタイルと合いそうだと思ったら試奏記事ページへGO! 自分が求めるDTMライフが具体的に想像できていない人は、片っ端からクリックしてみて!

試奏ラインナップ

ZOOM/GCE-3

ZOOM/GCE-3

若い世代でこれから宅録を始める人にオススメ!

関口:マルチ・エフェクターをいじるのとまったく同じ感覚で、予備知識ゼロで使える。DAW未経験の方はすごく入りやすいと思います。エフェクトの種類も知れるし、初めて宅録する若い人には特にオススメですね。

PreSonus/AudioBox 96 STUDIO

PreSonus/AudioBox 96 STUDIO

“ゼロからDTMを始めたい”人には個人的にコレ!

関口:なんでもセットにすれば良いっていうわけじゃなくて、このセットのヘッドフォンとマイクとオーディオ・インターフェースでこの価格は驚異的だと思います。まず始めたいっていう人には僕はこれをオススメします。

IK Multimedia/Axe I/O

IK Multimedia/Axe I/O

ギタリストにうれしい機能がたくさんある!

関口:ギターが1本あればいろんな音色で録れるし、いろんなギターに最適なセッティングにできる。ギタリストの味方のようなモデルです。付属ソフトもすごいし、ネクスト・ステップを求める方にはぜひこれをオススメしたいですね。

ESI/UGM192

ESI/UGM192

驚異的なコンパクトさで、持ち運びには最強ですね。

関口:想像していたよりもコンパクトで驚きました。このサイズでファンタム電源対応で2インあるのもすごいし、iPhoneにも対応している……堅牢な作りも安心ですし、持ち運びには最強ですよ。

MOTU/M2

MOTU/M2

良い音で録音したい”人にはこの機種がバッチリ!

関口:価格的には今回の中で上のほうですが、その分がすべて音質という点に注がれていると感じました。これさえ買っちゃえば、しばらく買い替えの必要はない、プロ・ユースの機材だと思います。

XSONIC/XTONE

XSONIC/XTONE

足下で操作できるというのは、すごく重要なんです。

関口:艶っぽい音が好みで、僕もバックアップとして買いました。ペダル型だから足下で操作できるので、iPhoneと組み合わせてステージでも使えますよ。やっぱり手で操作するのと足とでは全然違う。

Native Instruments/KOMPLETE AUDIO 2

Native Instruments/KOMPLETE AUDIO 2

バランスが良いから、いろんな楽器を演奏する人はコレ!

関口:プロデューサーやトラックメイカー、最近だとトム・ミッシュのようなスタイルに憧れているような人にはオススメですね。バランスが良いからいろんな楽器に対応できると思います。

Positive Grid/Spark

Positive Grid/Spark

自宅用のアンプも一緒に欲しいならコレでしょう!

関口:アンプとして良いし、アプリの機能も驚異的で、ひとりで曲作りや練習、アイディアを膨らませることもできる。オーディオ・インターフェースとしても使えるし、卓上にこれだけあればバッチリですよ。

特にチェックしておきたい項目

Hi-Z入力ハイ・インピーダンスに対応した入力=ギターが直接接続できる。今回紹介するモデルはどれもHi-Z入力対応なのでご安心を。
チャンネル数マイクとギターで別録りの弾き語りなど、用途に応じた入力チャンネル数を確認しよう。
対応デバイスMacやWindows、スマートフォン、タブレットなど、自分の使用環境と合うモデルかどうかは確認必須!
パソコンとの接続端子接続端子によって必要なケーブルが変わってくる。データ転送速度にも関わりがある場合も。
バス・パワーUSBケーブルを接続すればデバイス側から給電される仕様。バス・パワー対応で安定した作動や音質のために外部電源も備えている機種もあり。
入力端子何をどうつなぐか想定したうえで、入力端子の種類を確認しておこう。
出力端子ヘッドフォン出力やモニター・アウト、アンプ・アウトがあるオーディオI/Oもあります。
サンプリング・レート(音質)サンプリングの周波数(Hz)と量子化ビット数(bit)。一概には言えないが、数値が高いほど高音質&データ容量が大きい。
付属ソフト単体で購入すると高価なDAWソフトやサンプル音源などが付いてくることも多いため、付属ソフトは要確認!!
付属品USBケーブルの有無などもチェック!
価格予算とやりたいことをしっかりと想定して判断しよう。

試奏条件

使用PC:Mac Book Air(2017年)
OS:macOS Catalina 10.15.7
※コラム『デジタル機器初心者の編集部Fがセッティングしてみた。』でも同様のPCを使用。

試奏用PC
試奏に使用した編集担当FのノートPC。『メタルハマー・ジャパン』編集長から“動作が速くなるから”と言われ貼らされたハマー・ステッカーがポイント。