ジョン・フルシアンテが所有する、60年代製カスタム・テレキャスターをご紹介。ピックガードに刻まれた“F”マークがトレードマークの1本だ。ジョンに本器を紹介したというかつてのギター・テック=デイヴ・リー曰く“かなりのバイト感があり、あまりにもグッドなサウンド”だという。デイヴ&現テック=ヘンリー・トレホのコメントを、来日公演で本器が使われた楽曲のリストとともにお届けしよう。
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翻訳=トミー・モリー Photo by Eleanor Jane
Fender/1960s Custom Telecaster
デイヴ・リー これはノーマンズ・レア・ギターズ(カリフォルニアのターザナにある有名店)で手に入れたものなんだ。あれは確か『By the Way』(2002年)の頃だったと思うけど、ジョンがテレキャスターを欲しがっていて、俺がノーマンの店に行ってそれを伝えたんだ。その時にノーマンがおすすめしてくれたギターだね。
これをジョンに持っていったら、彼がとても気に入ったんだ。俺自身はテレキャスターのサウンドはそんなに好みではないんだけど、このギターはあまりにもグッドなサウンドでね。かなりバイト感があるんだ。
ヘンリー・トレホ このギターはほとんどオリジナルな状態を保っているんだ。ライブの冒頭でいつも使っているギターで、「Can’t Stop」や「Around the World」でよく登場する。あとは「The Zephyr Song」や「Tell Me Baby」でもよく使っているよ。
2023年2月19日(日)@東京ドーム公演で1960s Custom Telecasterを使用した楽曲リスト
- Can’t Stop – 『By the Way』(2002年)収録
- The Zephyr Song – 『By the Way』(2002年)収録
ギター・マガジン2020年3月号
『ジョン・フルシアンテ、帰還!!!』
ジョン・フルシアンテのRHCP帰還を記念して、全アルバム・インタビュー&使用機材を一挙掲載! ソロでの活動や奏法も深掘りし、音楽家としての全貌に迫る!
ギター・マガジン2022年6月号
『ジョン・フルシアンテ完全復活!!!!』
ジョン・フルシアンテ復帰後のRHCPがリリースした最新アルバム『Unlimited Love』を徹底深堀り!! 作品についてジョンが語った最新インタビューも、国内独占掲載!!
作品データ
『Return of the Dream Canteen』
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ
ワーナー/WPCR-18552/2022年10月14日リリース
―Track List―
- Tippa My Tongue
- Peace And Love
- Reach Out
- Eddie
- Fake As Fu@k
- Bella
- Roulette
- My Cigarette
- Afterlife
- Shoot Me A Smile
- Handful
- The Drummer
- Bag Of Grins
- La La La La La La La La
- Copperbelly
- Carry Me Home
- In The Snow
- The Shape I’m Takin(※国内盤ボーナス・トラック)
『UNLIMITED LOVE』
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ
ワーナー/WPCR-18552/2022年10月14日リリース
―Track List―
- Black Summer
- Here Ever After
- Aquatic Mouth Dance
- Not the One
- Poster Child
- The Great Apes
- It’s Only Natural
- She’s a Lover
- These Are the Ways
- Whatchu Thinkin’
- Bastards of Light
- White Braids & Pillow Chair
- One Way Traffic
- Veronica
- Let ‘Em Cry
- The Heavy Wing
- Tangelo
―Guitarist―
ジョン・フルシアンテ