竹内朋康(ex.SUPER BUTTER DOG/マボロシ/Dezille Brothers)が、今年4月に約10年ぶりのソロ・アルバム『BEAT BANG』をリリース! 本記事ではアルバム・レコーディングで使用した機材をご紹介。
取材・文=尾藤雅哉 機材撮影=西槇太一
TAKEUCHI’s Guitars
Conversion
ST Type
65年製のネックとWarmothボディの組み合わせ
レコーディングで使用したのは、Mummy-D(RHYMESTER)とのユニット“マボロシ”でもメイン器として愛用していたストラトキャスター。フェンダーの65年製ネックに様々なボディを付け替えており、現在は購入時と同じくWarmothのアッシュ・ボディを組みわせている。ボディはチェンバード構造になっているため非常に軽量。マスター・ボリューム&マスター・トーンというシンプルなコントロールにカスタマイズされているのもポイントだ。ギラついた音からイナたいサウンドまで作りやすいとのこと。
1977 Greco
LP Type
P-90に換装した国産ゴールドトップ
4〜5年ほど前に、ゴールドトップの見た目を気に入って手に入れたというGrecoのレス・ポール・タイプ。製造年は1977年だと思われる。もともとミニ・ハムバッカーが搭載されていたが、“シングルコイルの音が好き”という理由でP-90に交換されている。本作では「Butterfly」のダビング・パートで使用したそうだ。
TAKEUCHI’s Amplifier
Fender
Princeton Reverb
銀パネのPrinceton Reverbを愛用
レコーディングで使用したのは、シルバー・フェイスのPrinceton Reverb。ロックやソウル、ジャズまでカバーできるアンプ・サウンドを気に入っているとのこと。アンプで歪ませた音や、アンプを歪ませた状態でギター本体のボリュームを絞って作るクリーン・トーンなども気に入っているそうだ。
TAKEUCHI’s Effects
レコーディングで活躍したペダル類
【Pedal List】
①Line 6 / M9(マルチ・エフェクター)
②Jim Dunlop / JH-OC1(オクターブ・ファズ)
③Tru-Fi / Colordriver 18V(ファズ)
④Jim Dunlop / HT-1(トーキング・モジュレーター)
⑤strymon / DECO V1(テープ・サチュレーション)
⑥BOSS / RE-20(ディレイ)
⑦BOSS / PC-2(パーカッション・シンセサイザー)
⑧KORG / monotron(アナログ・シンセサイザー)
レコーディングで特に活躍したのが③Colordriver 18V。常時オンにしていてもギター本体のボリュームを絞ることでクリーン・サウンドを作ることができるため、プリアンプ的に使用していたそうだ。またTREBLEとBASSという2つのトーン・コントロールが付いているので、非常に使い勝手も良いとのこと。
④HT-1は中学時代から所有している1台で、「The Boom」と「Water & Bubbles」で使用したそうだ。
①M9はリング・モジュレーターやディレイ、オクターバーといったエフェクトが欲しい時に使用。⑦PC-2や⑧monotronやは飛び道具エフェクトとして偶発的な音楽的効果を出したい時に直感的に操作し、そこで生み出したサウンドに⑥RE-20をかけ合わせて使用したそうだ。
LIVE INFORMATION
竹内朋康GROUP
竹内朋康(g)
Gakushi(k)
酒井太(b)
永松瑛二(d)
日程
- 7/20(土)白楽ドッキリヤミ市
- 10/1(火)所沢MOJO
- 11/2(土)刈谷 洲原公園 HIGHBRID2024
- 11/3(日)敦賀 tree cafe
- 11/4(月)金沢 ASILE
- 12/16(月)神戸 CHICKEN GEORGE
- 12/17(日)京都 RAG
- 12/18(火)大阪 S.O.Ra
※情報は記事公開時のものです。最新の公演詳細は竹内朋康のX(旧Twitter)をチェック!
作品データ
『BEAT BANG』
竹内朋康
MIDORIYA RECORDINGS
MRCD-005
2024年4月6日リリース
―Track List―
01.Kick & Stroke
02.The Boom
03.High Dive
04.Breathing
05.Beat Bang
06.Butterfly
07.Water & Bubbles
08.Shower Room
―Guitarist―
竹内朋康