2025年3月、モグワイが約3年ぶりの来日公演を行なった。3月12日(水)Zepp Shinjuku公演でメンバーの機材撮影を行なった。本記事では、サポートを務めるアレックス・マッケイ(g,key)とドミニク・アイチソン(b)が使用した3本のギターをご紹介。ちなみに機材撮影の際、スタッフから“ギターは絶対にラックから動かさないでくれ”と言われてしまったため、ギターの全景写真は後日ギター・テックのギャヴィン・マクスウェル(アイドルズのテックも兼任)から送ってもらったものを掲載する。
取材・文=小林弘昂 通訳=トミー・モーリー 機材撮影=小原啓樹、Gavin Maxwell
Alex Mackay’s Guitars
2015 Fender
Modern Player Telecaster Plus

モダン・スペックのテレキャスター
アレックスのメイン・ギターは、Modern Playerシリーズのテレキャスター。ボディはパイン材が使用されている。ほかにも3ピックアップ、5wayピックアップ・セレクター、リア・ハムバッカー用のコイル・タップ・スイッチ、6wayサドルのハードテイル・ブリッジなど、特殊なスペックが盛り込まれたモデルだ。
ピックアップはマンチェスターのブランド、Creamery Custom Handwound Pickupsのものに交換されている。
使用楽曲(2025年3月12日@Zepp Shinjuku)
- 「What Kind Of Mix Is This?」
- 「How To Be A Werewolf」
- 「Ritchie Sacramento」
- 「Pale Vegan Hip Pain」
- 「Fanzine Made Of Flesh」
- 「Hunted By A Freak」
- 「Mogwai Fear Satan」
2015 Fender
Classic Player Jazzmaster

ハムバッカーを搭載したジャズマスター
チューン・オー・マティックが搭載された、Classic Playerシリーズのジャズマスター。
ピックアップはCreamery Custom Handwound Pickupsのハムバッカー、Wide Range Jazzmasterに交換されている。ノブもスピード・ノブに換装済み。
チューニングはD-A-D-G-A-DもしくはE-A-D-G-A-Dにセッティングするとのこと。
使用楽曲(2025年3月12日@Zepp Shinjuku)
- 「We’re No Here」
- 「Lion Rumpus」(E-A-D-G-A-D Tuning)
- 「My Father, My King」(E-A-D-G-A-D Tuning)
Dominic Aitchison’s Guitar
1980 Gibson
The SG

「Ithica 27 Φ 9」ではドミニクがギターをプレイ
バリー・バーンズ(g,key)の所有物だが、「Ithica 27 Φ 9」でベーシストのドミニク・アイチソンが使用した1980年製のThe SG。シリアル・ナンバーは“80600500”。ボディとネックはウォルナット、指板はエボニーが採用されている。
「Ithica 27 Φ 9」ではドミニクとアレックスがパートをチェンジ。ドミニクがバリーのギター&アレックスのアンプとボードを使用し、アレックスはドミニクのベースを弾いている。
使用楽曲(2025年3月12日@Zepp Shinjuku)
- 「Ithica 27 Φ 9」(C♯-A-E-G♯-G♯-G♯ Tuning)
Alex Mackay’s Pick

アレックスのピックはスチュアート・ブレイスウェイト(g)、バリ・バーンズ(g,key)と同じく、Jim DunlopのTortex Standard .60mmを愛用。
2025年3月12日(水)Zepp Shinjuku
【Setlist】
01. God Gets You Back
02. Hi Chaos
03. Ithica 27 Φ 9
04. What Kind Of Mix Is This?
05. How To Be A Werewolf
06. Ritchie Sacramento
07. Pale Vegan Hip Pain
08. Fanzine Made Of Flesh
09. Auto Rock
10. Hunted By A Freak
11. Mogwai Fear Satan
12. We’re No Here
13. Lion Rumpus
-Encore-
14. My Father, My King